次は学生プレゼンです。



今回の3分間スピーチは、福女2年のKなちゃんがやってくれました!!



タイトルは『岐阜と○○』
ちなみに○○の答えは鹿児島でしたが、それって3文字・・・笑


ここでKなちゃんがやってくれたプレゼンを振り返りましょう。


5月には忘れられない情景というテーマから「見えないものを感じとる」ということで、1つの物事も見え方によって変わる。自分がどれだけのことを見過ごしてきたかを認識することで、見えないものを感じとるため、日々問いを持って生きる。という大切さを皆に教えてくれました。(覚えていますか?)
そこでは、普段の日常の生活から気づいたことや、その食に対する知識などをFUNの学びを通して実践し、さらに自分の中で深い学びとする。そんな姿勢を垣間見ることができました。


そして!!今回Kなちゃんがスピーチしてくれた内容は、出身地である岐阜と鹿児島に関わる歴史!!

(なんでこんなに前置きが長かったかって?Kなちゃんが歴史について語るなんて思ってもいなかったからさ!!)


岐阜の道徳の教科書には必ず載っているという「平田 靫負(ひらた ゆきえ)」という偉人にスポットを当て、スピーチをしてくれました。

以下は要約です。

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木曽・長良・揖斐の三大河川の合流する岐阜県南部は、江戸時代、大雨のたびに洪水に襲われ、多数の死者も出るなど、永年水害に悩まされ続けていました。このため、幕府は三大河川の改修計画書をつくり、その改修を薩摩藩に命じました。宝暦三年(1753年)12月25日のことです。工事費の大部分は、薩摩藩が負担しなければならない仕組みでした。
命令を受けた薩摩藩では、家老の平田靱負が総奉行となって約980人の藩士が工事にあたり、忍耐と苦労を重ね、その当時わが国で最も大きく最も難しいといわれた工事を、二年の予定が、わずか一年半という極めて短い期間で完成させました。
この間に、病死した人や幕府に対する不満から切腹した人など、あわせて八十数人の犠牲者を出したうえ、多額の借金をかかえこんだのです。薩摩藩にとっては、極めて大きな犠牲をはらった工事でしたが、木曽川流域の村人たちにとっては誠にありがたい贈り物でした。人々は洪水に苦しむことも少なくなり、豊かな実りの秋も迎えることができました。
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「民に尽くすもまた武士の本分」

この言葉は平田靱負が980人の部下を諌めるために言った言葉だそうです。
幕府からの嫌がらせとも思えるこの事業に、腹を立てる武士も多くいたでしょう。
そんな中、河川の氾濫によって苦しむ人々のため、河川改修を通じてその生涯を尽くし、最終的に自決した平田靱負は、後世に大切な何かを遺してくれたのではないでしょうか?

Kなちゃんは
「相手を想う気持ち」を大事にしていきたい。
今“ここ”に生きている自分は“ここ”を作り上げてきた先人の人々のおかげで存在している。
だから過去の人物に想いを馳せて、その想いを汲み取っていきたい
と語ってくれました。

最後に平田靱負の辞世の句を載せておきます。

「住みなれし里も今更名残にて 立ちぞわづらふ美濃の大牧」


Kなちゃん、素晴らしいスピーチありがとう!!

(参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E7%94%B0%E9%9D%B1%E8%B2%A0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E6%9A%A6%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://www.kisogawa-bunko.cbr.mlit.go.jp/6/6-8.htm



次に5分間プレゼンです!!
今回はM下さんの5分間プレゼンでした。



松下さんと言えば、FUN夏合宿では夢のプレゼンを行ってもらいましたね。
http://ameblo.jp/self-neo/entry-10135519641.html
http://yaplog.jp/funob/archive/31
あの新聞には驚かされた訳です、ハイ。
そのいきいきとした将来への展望と残りのFUNでの活動を気を引き締めて頑張っていくという宣言もしてもらい、松下さんに夢のプレゼンをしてもらって良かったと思います。きっと社会人になっても自分達の可能性を感じとるような、そんな記事を書いているんじゃないかと、勝手に想像しているKenjiです。


そして、今月の5分間プレゼンのテーマは
「読書の秋スペシャル~私を変えた、この一冊~」
ということで、FUN部員の何かを変えた!その一冊に迫っています。


今回M下さんが選ばれた一冊はこれ!

そう!兄小林秀雄との対話です!!

兄小林秀雄との対話



アマゾンはこちら笑


この本との出会いは大学三年生の冬。
新聞・出版業界を志し始めた頃、顧問のK島さんから勧められたことからだそうです。

FUN部員でもこの本が大好きな方はたくさんいるかと思われますが、
松下さんの心に残った文中の言葉は「批評トハ無私ヲ得ントスル道ナリ」だそうです。
批評がまさか無私だとは考えもしなかったそうですが、それ以上に、この言葉により、自分の志望する業界に大きな世界を感じとることができたそうです。

就職活動中、この本、この作者である小林秀雄さんの言葉に2度支えられたそうです。
それは自分の進むべき方向を決めたとき。そしてそれに迷ったとき。

過去、現在、未来と、自分を超える存在を感じさせるこの文は、自分の狭い視野(今、そして自分のことしか見えない)を持ったとき、心に沁みてきたそうです。

レジメには
「相手に対して、物事に対して愛情を持って接し、寄り添っていく姿勢を私は本書から学び、その気持ちを大切にしていきたいという思いは今に繋がっています。」という力強く、思いやりの溢れるメッセージが書いてありました。

最後に、印象的だったのはO津さんの感想です。
近現代勉強会での松下さんの最初の感想や、各種のコメントには文献に対する、人物に対する愛情を感じる。それらを聞いていると、もう既にその姿勢は実現していけているんじゃないかと思う。
とのことでした。

既にその姿勢を実現している松下さんは、きっと将来も、愛情溢れる方になっているんじゃないでしょうか。。。

そんなことを、私Kenjiは後ろの席からずっと感じていました。(//・_・//)


M下さん、素晴らしいプレゼンでした。ありがとうございましたビックリマーク



最後にvol.3にGoGo!!