みなさんこんにちは。女子大I元です。


さっそく先日のゼミ様子(後半)をご報告します♪



まずは今週で第四回目、すっかりおなじみのこのコーナー


O月さんの名著講座本です。



今日の名著は『論語物語』でした。


『論語物語』 (下村湖人・講談社学術文庫・1938年)


去年の冬に、ビジネスカフェの文献として、部員で読んだ本でもあります。


2500年前孔子とその弟子によって繰り広げられた「問答」を、

下村湖人さんが物語形式で再現し現代に送り出した本書。

短編小説のようで親しみやすく、随所に教訓がちりばめられています。



それぞれ特徴のある弟子達が登場します。


 ○子路(しろ)・・・直情結構、行動力あふれる熱血漢。

            時折すぐに「理解できた」と独善的な判断に陥る。


 ○子貢(しこう)・・・頭で考えすぎ物事が進まないタイプ。いつも周囲の反応や評価を気にする。


 ○ぜんきゅう・・・素直で向学心にあふれる。

            しかし時折劣等感に苛まれ、やる前からあきらめる傾向あり。


 ○願回(がんかい)・・・優れた学識と人柄を兼ね備えた人物。



彼らがさまざまな出来事を体験し、孔子に諭されている姿から多くの教訓が得られます。

自分と似た性格を持つ弟子に出会ったり、読むときの自分の心理状態で感じることも変わります。


読むたびに新しい学びがあり、読めば読むほど味がでるまさにスルメ本です!!


人生をとおして読み続けらる本、ぜひ皆さんの本棚に一冊どうぞ♪



では、小島さんの古典塾です。



今日は第四回目、『孫子』です。


今日はこれまでのこころ温まる文章からは一風変わって、

戦いに挑む際の戦略を学べるものでした。


一、 善く戦う者の勝つや、智名なく勇功なし。

 

「戦い上手な人の勝利には、巧妙や勇ましい実績がない」

何か大きな結果を残す人には、ファインプレーやきらびやかな業績が必ずしもあるわけではない。

しかしなぜ結果や勝利を得られるかと言えば、

目的が「結果を出すこと」「勝つこと」あるからである。

たとえ目立たなくても地道でも、目標を失わずにやり遂げることが勝利につながる。


二、 勝兵は先ず而る後に戦い、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む


これはFUNでもたびたび登場する言葉ですね!

「戦う前に勝つ」とは、準備や心構えですでに勝つということ。

行動の前の準備や心構えをどれだけ大切に思えるか、それこそが

後の結果を作ってしまうのです。

受験、就職活動、営業、など身の回りのことに置き換えて考えてみるとわかりやすいですね!



三、故に兵を用うるの法、其の来たらざるを頼むこと無く、吾が以て待つありを頼むなり。其の攻めざるを頼むこと無く、吾が攻む可からざるを頼むなり。


「軍隊を組織するときは、敵軍が来ないことを願うのではなく、いつでも濃いと迎え撃てる態勢を整えること戦争は相手が攻めないことを願うのではなく、攻めても吾が軍には勝てない戦いが出来ることを目指す」


組織中のリーダーとしてどのようにメンバーを率いるか。

誰もが何かしらの集団の中でリーダーとして活動する際の指針となる言葉だと思います。

チームのメンバーに活動の意義を理解させることこそが、

困難にも逃げずに打ち勝つ精神力を築くことにつながります。


本日の古典塾からも、新たに自分自身の指針となることばが見つかったのではないでしょうか?





見えますか?実は古典塾で学んだある一節が書かれているのですが・・・


FUN部員S君人生の指針にしたい!とFUNノートの表紙に書き込んだそうなんです。


時代を超えても物事の考え方、自分の行動の指針として持っておける古典の言葉。

この貴重な古典塾で皆さんも指針としたい一節に出会えるといいですね!


それではまた来週お会いしましょう♪