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FUN「近現代史勉強会 08」


第十回 (2008/06/11)
15.「一九四六年憲法‐その拘束」…『同左』
(江藤淳・文藝春秋・1980)
書評
九大4年・大津君
「朝日新聞の正義」(小林よしのり)
mai place・大月さん
「人間について」(竹山道雄)
「大東亜戦争とスターリンの謀略」(三田村武夫)
GW 感想
★p.63の文章が印象的だった。“CCDの検閲は、合衆国、ソ連、英国、朝鮮人、中国その他の連合国の批判を禁じ、第三次大戦の可能性や冷戦の進展を論評することを禁じて、日本人の心の中にすべての連合国が「公正と信義」に基づいて平和共存し、日本だけが戦前戦中の飛行のために孤立させられているという、虚の世界像を作り出すことに傾注した。一九四六年憲法の前文に描き出されている世界像は、CCD当局が作り出したこの虚構の世界像と完全に一致している。換言すれば、CCDの検閲指針の意図した虚構は 、憲法前文に採り入れられる事によって、占領が終了し、CCDの検閲制度が廃止された後になっても、憲法そのものが改廃されぬ限り、日本人をいつまでも拘束し続けることになった。”
背景など、難しいと感じることもあるが、もっと知りたいし、勉強したいと思う。
★自己検閲の怖さ。そして、今の日本の現状ついて。
★他人のための自己実現。そして、そのための自分。
近現代を学んで、問題の大きさや自分の無力さを感じる。しかし、習っているからこその責任がある。“任重く、道遠し”。まず、普段の生活から信頼を得ていかなけば。
<近現代史写真館>










