第11話




『 看板 』



モネに行って、話し合う。

店長は、店長で、店に集まる様々な人と話しをする。


今、

『 きてみ~な 第2期 』 に向けて、

行っているのが 「看板作り」だ 。



看板といっても、お店の入口にかかっている ”あれ” では無く、



新しい活動(団体)のコンセプトを伝える為の、

『 活動(団体)名 』 に あたるものを作っているわけだ。



活動名と書いたが、



明快な主旨の説明、キャッチコピー、スローガン、

理念を表す言葉なども、その中に含まれる。




コンセプトを目に見える形に整えたもの。

ビジネス的には、「 USP (MSP) の提示 」 と 呼ばれることが多い。

(↑ ここらへんの話しは、また下の方で書く)





一応、


新規に活動を始める時の順序(流れ)を、

軽く解説しておくと。




商売でも、有志の活動、ホームパーティーでも、

プロジェクトと呼ばれるものは、


本質的なサイクル自体はみんな一緒で、




1 : 新規提案 (更新・再提案) 



2 : コミュニティ化 (リーダー化) 



3 : コミュニティの維持 



というサイクルをぐるぐる回すコトになる。



人に響くコンセプトには、人が賛同し、

そこに、コミュニティができる。




これが、ちゃんと回っている状態が、

『 うまく 活動が行われている 状態 』 ということになる。




だから、最初の 「コンセプトの提示」 をする

という段階は、とても重要な工程で、



先日も、店長に

「こんなシステムを組み込んだらどうでっしゃろ?」

と提案したら、



ビール片手に、

「逃げるな」 と、一言で退けられたわけだ。

( ̄□ ̄;)



が、

実際、それは店長の言う通りで、

『 看板の提示 』 が 最初にして最大の山場であるからだ。




そう、逃げちゃ ダメだ。 オレ。
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ




つまり、



店長の言うコトを、解釈すると、



ここが明確に出来ていなければ、

提案として 世界 (呼びかける人達) に 力を持たない、

という話しなわけである。




つまり、

基礎が無ければ、建物は建たない。 





その上で、話しの流れ的に、




「USPを提示する」 とは 何か?

について少し触れておく。





ビジネス的な文脈で言うと、



ものごとを始める、というコトは

現在は 『 コミュニティを作る 』 ことと同義となる。




コミュニティとは、

リーダーの元に、共に歩むメンバーがいる集団を指す。

集団を支えるモノは、リーダーの発信するコンセプトへの共感に基づく。




で、




なぜ、

活動に際して、コミュニティ化を念頭に置く必要があるのか?





その回答としては、


「打ち上げ花火」 的な活動となり、継続がおぼつかないから。



つまり、言いかえると、

継続を念頭に置かなければ、別にコミュニティ化は必要無いということだ。


いわゆる、単発の活動になる。




しかし、

継続的、発展的な活動を望むなら、

コミュニティを形作る力学に目を向けなくてはいけない。




つまり、そこに、

『 核 ( 明確なコンセプト ) 』 が 無いと、人は 集合状態 を保てない。

ということへの理解が求められる、というわけだ。





では、



核が無く、

集合状態を保てないと、いったい何が問題なのか ?







仮に、 『 商売 』 に置き換えると、こんな状態になる。




常に、「単発のプロモーション」を繰り返し、



新規の顧客を集めるコトばかりにエネルギーを使い、



集めては、まるで 刈り取るように売る必要にせまられ、



その為に、次の展開・提案に回すためのエネルギーを消費し、



そして、リピーターや共に歩く仲間が増えて行かない。






責め苦 か!
(((( ;°Д°))))



という、状態になる。





実際に、自分も過去行った仕事において、

「この手の話し」に身に覚えがあるわけだ。



思い出しただけで、胃に穴が空きそうではあるが (笑)
(^_^;)



まー、そうならない様に、



ちゃんと コンセプトを叩いて、

何をしたいか? を、伝わる形に思考錯誤し、

メンバーに共有できる仕組みを念頭において、


ものごとを進めて行こうぜ (*^ー^)ノ




という感じの話しなわけだ。




一歩一歩、着実に。