つーの摂食障害 | ありがとう摂食障害〜新潟の摂食障害自助グループ〜My Treeマイトゥリーのブログ

ありがとう摂食障害〜新潟の摂食障害自助グループ〜My Treeマイトゥリーのブログ

摂食障害と共に暮らすこと
症状の意味
自分を大好きになる場
「今のままでいいんだよ」
一緒に「わたしの木を育てよう」

摂食障害ってどんな病気なんだろう?

摂食障害の人はどんな気持ちなのかな?

食べたり吐いたり

食べなかったり

たくさん食べたり

なぜそうなるんだろう?


そんな摂食障害を思いっきり楽しく面白おかしく「研究」してみよう🎵


摂食障害自助グループMy Tree (マイトゥリー)では「わたしの摂食障害」と題して、摂食障害の体験を語る企画をシリーズ化していきます。

まだ、あれはこの摂食障害自助グループMy Tree (マイトゥリー)が形になる前のこと
#べてるの家 の向谷地生良さんが新潟にいらした際にわたしが
「摂食障害自助グループやりたいんです」
と話すと

「摂食障害の方って、アーティストだよねラブ僕、素敵だと思う、摂食障害。ぜひ自助グループやったらいいよ」
と、背中を押してくださったのです。

ご本人はきっと覚えていないかもしれませんが、わたしにとっては、とっても大きな大きな一歩を踏み出した日だったのです。

その時に
「メンバーさん達で当事者研究もして欲しいなぁ」とおっしゃっていて、その言葉がわたしの中で光を浴びて、少しずつ、少しずつ育ってきて、今夜芽を出すことになりました。


これから、こうして、メンバーさんや、様々な方の摂食障害の体験をこちらの「わたしの摂食障害」に書いていきます。

べてるの家で産まれた
「当事者研究」

わたしたちもMy Treeでそれぞれの当事者研究をしていきます。

当事者研究といっても、特にこれが正しいという「型」があるわけではありません。

思うままに「客観的」に「摂食障害」を研究していきます。

時には客観的からズレてしまうかもしれませんが、それもありウインクという感じの、ゆる〜〜〜〜〜い研究です。


もし良かったら、あなたの体験もぜひお聞かせください。

まず、はじめの一歩を踏み出してくれたのは、こちらの「つーちゃん」

いつもつどいの場を冷静に見ていてくれて、皆が居心地いい状態になるようこころ傾けてくださる優しい女性です。

わたしはこちらの文章を読んでいて、ますますつーちゃんのことが大好きになりました。そして、もっともっとつーちゃんを知りたいと感じました。


それでは、どうぞ〜

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初めまして、つーと申します。
私がこのブログで伝えたいことは、摂食障害の早期治療と人と繋がる大切さです。




私がこの病気になったきっかけは、普通のダイエットからでした。しっかり食べ運動するそれで体重が減る。減った数字をみると頑張ってる自分と減る数字でどんどんやる気が起きてきました!
ただそこからが、私の摂食障害への入り口だったかも知れません。
気付けば食事は朝コーヒー、昼、サラダ、夜、プロテイン、運動は毎日必ず4時間。これを守らないとソワソワしたり出来ない悔しさやこなせない不甲斐ないダメな自分に襲われ身体が辛くても毎日やってました。
ある日、急にカップ麺が食べたくなり1口だけなら…と食べたら汁まで飲み干してしまい凄い罪悪感に駆られ急いでトイレで吐き出したのが、初めての嘔吐でした。そこからは、食べたい欲に駆られる日が増え、吐く回数も増えてきました。
思考も食べても吐けば体重が減る、吐く辛さよりも体重が減る喜びが勝ち週1が週3になり気付けば毎食たくさん食べて吐く過食嘔吐になってました。

体重が38kgを切ったあたりから生理が止まり、食べる回数・量も増え精神的にも苦しくなり病院に行きました。病院に行ったからと行ってすぐ治る訳もなく、合わない先生で過食は悪化、何件か病院を変えて今の病院に落ち着きました。減る数字の魔力に取り憑かれ体重は最低22kgまで落ちてました。
今思うと、吐く回数が増えた時点で病院と繋がっていれば摂食障害もこんなに長引くことはなかったのかなと思います。なので早めに病院に行く大切さを知ってもらいたいです。中には親御さんに言えず苦しんでる方が多いと思います。その時は電話相談や自助グループなどを活用して1人で抱え込まないでほしいです。

そして、私がこの自助グループを見つけたのは2件目の病院で入院した時です。誰かと気持ちを共有したい、人との繋がりを求めてネットで探して見つけました。
自分が馴染めない恐れを抱きながら、足を運び最初は皆の話を聞くだけでした、行きづらさを感じながらも何回か足を運んで今なら言えると、自分の抱えてる気持ちを打ち明けました。共感してくれた人、面白い人生体験したね!と言ってくれた人と様々な反応が返って来ましたが私を否定する人は1人もいませんでした。
ここで私は本音を言っても怒られない否定されない場所もあるんだと身を持って知りました。

そこから何となく参加して、1年過ぎ2年過ぎ周囲の人たちとの関係性も変わってきて行きづらい場所から安心して話せる居場所に変わりました。そして人との繋がり楽しさ話し合う大切さを学び、色んな体験をした結果
私はこんなにも多くの人に支え助けられ生きてるんだと気付きました。そこに気付いてからは、少しずつ自分の気持ち(感情)を知り温かい仲間の存在で自己否定ばかりしてた私が、「こんなダメな私でも受け入れてくれる人もいる」と知り安心感がうまれ人の温かさも知りました。

今では、私も何か誰かの役に立ちたい!
同じく苦しんでる人に寄り添えて、摂食障害に限らず生きづらさを抱えてる人の支えになりたいという夢もできました。

もし、あなたが参加した自助グループが合わなくて孤独感が増してしまっても、それはあなたのせいではなく”ただ合わなかった”それだけです。
必ずどこかにあなたにとって居心地の良い居場所が見つかると信じて下さい。

摂食障害は早期発見・治療で回復するスピードが変わります。少しでもおかしいのかな?と感じたら迷わず病院や自助グループに早めに相談繋がることをおすすめします。
摂食障害はとても恐ろしい病です。もしこれを読んで早めに病院に行く人が増え苦しむ人が減ることを願います。そして人との繋がりを恐れないでほしいです。

文と絵
つー