【報告】第7回「つどい」新潟摂食障害自助グループ My Tree 4月20日(水) | ありがとう摂食障害〜新潟の摂食障害自助グループ〜My Treeマイトゥリーのブログ

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【報告】第7回「つどい」新潟摂食障害自助グループ My Tree 4月20日(水)


新潟の摂食障害自助グループ
My Tree マイトゥリーの
連絡係 アニーです。


先日4月20日(水)のつどいですが
新らしい方も参加されて
お話が広がり、盛り上がりました。

合計で5名(=⌒▽⌒=)

●自己紹介
●今日呼ばれたい名前
●近況

などなどを話して和んだ後

ぽつり、ぽつりと出てきた

●最近の困ったこと
●悩みなどを話していくうちに

「不安?先のことが気になってしまう」
ということをテーマに
皆さんでフリートークのスタイルでお話となりました。

5人がそれぞれ思い当たることがあり
「気づき」の時間となりました。



つどいでのお話の内容は
「言いっぱなし、聞きっぱなし、持ち出し禁止」なので
詳しくはお話できませんが
少しだけわたしのことを話させていただきます。


皆さんのお話を伺っていて
わたしがわたし自身のことについて気づいたことは


わたしは普段から
「出かける用事」があると焦るようで
まだ時間に余裕があったとしても
そのことが気になって、気になって仕方がなくなります。
最近はその傾向が薄くなってきたようですが
それでも、時々焦ることがあります。

完璧主義

なんでもきちんと
ちゃんと
正しく
時間通りに
キレイに
間違えちゃダメ
早め早めに終わらせる

何かの作業、その行程を楽しむ
と言うよりは「こなす」感じ?
さっさと終わらせたい
ひとつ終わっても
また次が気になって
瞬間、瞬間を味わうことなく
ただ終わらせることに意識が行ってしまう。
だから
この焦りはずっと続いていく。。。
ひとつ終わっても
また次があって
それが終わっても
また次が気になる。。。


そんな自分に気づいて
できれば変えられる部分は変えたくて
アニーは「今を生きる」という考え方が大好きなので
毎日、静かな時間を持つことにしています。
一瞬、一瞬
わたしが存在している

を大切にしようと心がけています。

この「今、この瞬間」を心を込めて過すことで
わたしたちは本当の意味で満たされるのでしょう。



このことを知ったからと言って
すぐに世界がバラ色になるわけではないけれど
「今」から気持ちが逸れて
まだ起きてもいない「未来」への不安や
もうどうすることもできない「過去」の記憶に意識が行くことで
わたしたちは「今」を生きられなくなる

ということを知ることは大切。


少しずつ
少しずつ
練習です。


まだ練習中なので失敗もたくさんします。





今、それをしなくてもいいのに
1時間後でも、明日でも明後日でも良いのに
ちょっと一息ついて休めば良いのに
気になって
先へ先へと物事を進めてしまいがちなわたし。





そんなわたしが
大失敗をやらかしました。

良い具合に何かゆるんだのでしょうか(笑)


ちょうどこのつどいの前日

★9:00~11:30 本を読む会開催
★12:00 別の場所に移動して、友人たちとランチ
★14:30 歯医者さんへ行く
★16:00 知人の家に届け物
★17:00 母のデイサービスのお迎え
★17:30 父を車で迎えに行く
★18:00 娘を迎えに行く

このような一日がありました。

きっとこんなこと、毎日やってるわ~
という方もいらっしゃるでしょう。
簡単にパパパッとこなせる方も多いでしょう。

ところが
わたしにとって
このように時間が決まっていて
相手がいる場合の予定が入っている一日は結構キツくて

それでも最近はリズムに乗って動くことができるようになってきたので
大丈夫音譜
と思っていたのです。


友人たちのランチまでは順調で
ランチを終えてお茶を飲みながら歯科の時間までおしゃべりしていました。

友人が「あれ?歯医者さん大丈夫?」

「うん、大丈夫、ええ~??もう2時半!!」


2時半にカフェを出て歯科に着いたのは3時10分前
予約は14:30なわけで。。。

あちゃ~


受付の方に謝って
先生にも、スタッフの方にも謝って
診察台に上がりました。
先生が
「ごめんね、今日は時間がないから治療はできないんだけど
歯の状態の確認と今後の治療についてのお話をさせてください」
とおっしゃって
いろいろと話し合い
これまで疑問だったことなども質問できて
却って良い時間となりました。


それから
16:00に知人の家にお届け物をして
お話があるというのでちょこっと上がって
ほんのちょっとのつもりで話していたら
帰ろうと車に乗り込んでビックリ!!
時間は「17:10」


きゃあ~お母さんのお迎え時間過ぎてるじゃない!!


デイサービス本部に電話して謝って
わが家の前で待ってくださっている職員の方に
車の中で母と待っていていただくことにして
猛スピードで帰りました。


もう、平謝りに謝って


次は父のお迎えと娘
これはスムーズに行ったのですが
もう心は「わあわあ」言っていて
久しぶりに会いにきてくれた父と楽しく過せなくなるかと
心配に。。。。


実はわたしはずっと父が苦手でした。
ここ数年いろいろあってすったもんだして
大爆発
そして自分の気持ちを
言葉と行動で父に伝えることができるようになり
それでだいぶコミュニケーションがとれるようになりました。

こうなるまでは、父がわが家に来る日は半分パニック
(父は離れたところに一人暮らししています。
母は認知症になったのでわが家に一緒に暮らしています)



認めて欲しいけれど
自分と似ている部分を父の中に見つけては
嫌になっていました。




ところが
こんなに慌てて
他の人たちにも迷惑をかけてしまった日なのに
思ったほどパニックにならず
父を含めて、家族と楽しく夕ごはんを食べることができました。


不思議です。


こんなに大失敗ばかりで
普段なら落ち込んで何日も寝込みそうなほどなのに




遅れたわたしを気遣ってくださる歯科の先生とスタッフさん


デイサービス職員の方も
「慌てないで大丈夫ですよ~」と明るい声でおっしゃって




どなたからも「迷惑なんですけど」という気配など一切伝わってきませんでした。

(わたし、周囲の人の感情の動きや状態に敏感なので
「ムカムカ」「怒り」「見下す」「無関心」などなどをすぐに察知してしまいます。
もちろん、マイナスな感情だけでなく
「うれしい」「ワクワク」「尊敬」「それもっと知りたい!」
などというわたしにとってプラスに働く感情にも敏感ですが
マイナスな感情に出会うとわたしらしくいることが難しくなってしまいます。
そうは言っても、この感じ取っている感情も
実はわたしの中にあるもので、実はそう感じることがわたしに必要だから
そのように感じ取っているのかもしれないのですが(笑)
ああ、なんでも物事をフクザツに見てしまう~)


でも、この日関わった方々は
皆さんとても温かく気遣ってくださって
わたしが遅れたという事実を受け止めて
そのことにどう対処したら良いかを考えてくださったのです。
遅れたことをアレコレ言っても仕方がないわけで
それよりも「遅れた、じゃあどうする」という次を見てくださった。


皆さんに受け容れられた感覚がとてもうれしかったです。


なぜか「失敗した自分」を受け容れられました。

いや、もしかして
わたしが、この失敗続きのだめだめなわたしを受け容れたから
周囲にも受け容れられたと感じたのかな?





もしかして
わたし
この日は、「今」を生き切ったのかな?
ひとつひとつの予定
そこに関わる人
その場
その瞬間に感じている自分の内側のこと

一瞬、一瞬を楽しんで
次の予定を忘れるくらい集中したから
だからこの日は一日気持ちが満たされたのかな。





世界は
温かくて
人は
愛があって
生きてるって
ありがたいな~

なんて思いました。


このことがつどいの皆さんとのお話と重なって

おなかのあたりがほんわりとあたたかいです。

with love アニー