今日はたまたま時間が取れたので、TIP銀座で開催されていた
「あなたのなりたい顔になる!」 体験講座に参加してきました。
こんな講座でした。
色々と興味深い話も多かったし、私自身も色々と考えさせられるお話を聞かせていただきました。
前半は、フォトブラファー shuntaroさんの、今回の展示の製作過程のお話を伺いまして、その内容もとても興味深く考えさせられるものがありました。
工程については、なんだか本を書く工程と似ているなと思って聞いていたのです。
idea-concept-reserchi-実験-revier-反復-finish-提案(展示)
本を書く工程と似ているなと思いました。
今回の講座は、もともと現在TIP銀座で開催されている
「/slash」 の展示コンセプトのお話&実際に体験してもらうというものでした。
展示コンセプトのお話とても面白かったです。
脳内アドレナリン出まくり。www
テーマは「アイデンティティ」
shuntaroさんのHPサイトから、今回の展示コンセプトをご紹介します。
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人のアイデンティティがつねに安定しない理由の一つは、理想と現実のギャップに悩まされつづけるからだ。
それは顔という、アイデンティティ表出の場において、顕著に見られるのではないだろうか?
顔はアイデンティティーの象徴である。 その人を端的に表す記号であり、広告塔だ。
しかし本人にとってはぼんやりとしたイメージ としてしか存在せず、
鏡や写真などに映るたびにそれを確認し、構築し直していくことしか出来ない。
そして、本人のイメージしている自身の顔は、理想とするイメージに傾倒しやすい。
見えないが故に、人は自分を「それなり」のモノだと思うのだ。
そしてそれは、他人によって認識されている実際の顔とのギャップを生み出すことになる。
この作品では、証明写真のようなポートレートを下敷きに、個々人の理想と現実のギャップを描き出 そうという試みである。
shuntaro
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実は私も過去の写真展で
「顔の無いポートレート」
というものを撮ったことがあり、そういう意味では
今回のコンセプトとても共感できました。
後半は、実際にshuntaroさんに写真を撮ってもらい、自分の理想像の人の顔とフィーチャリングしたポートレートに仕上げてくださるというものでした。
3週間ぐらいであがってくるらしいので楽しみにしています。(^-^)
私が、他の人から見たときの自分になってくる?ということでしょうか?
展示は23日まで開催していますので、ぜひご覧にになってみてくださいね。
本を書く場合にも、アイデンティティというものは確かに色濃く反映されますが、
自分が見ている自分よりも他人の評価の自分が本当の自分として一人歩きをしているのかもしれません。
そんなイメージのギャップを楽しむのも、出版のひとつの楽しみかもしれません。