タイトル通りの本です。

本を読み終わったら、がんに対する知識が高まり、健康に留意しようと決意し、人間ドックを受けに行こうという気になります。そして、2人に1人ががんになるという将来にそなえて、自分は大丈夫と思わずに準備をしようという気になります。


僕は喫煙者ではなく、読んでもいないのですが、以前売れていた「禁煙セラピー」の「がん」バージョンみたいなものだと思います。効果抜群。


自分なりに発見だった部分は2点。


・QOL

 クオリティ・オブ・ライフ(QOL)ってご存知ですか?詳細はウィキペディア等に譲りますが、乱暴に端的に言うと、病気になったときの生活の質のことです。病気になっても、今までと同じ生活を送りたい。病気になったら入院して、手術して、いろんなものを我慢して、痛みに耐えて、そういう生活なんだとあきらめるのではなく、できるだけ今までと同様の生活を送ろうという考え方だそうです。準備は大切。保険などで十分にリスクヘッジしておくべきなんでしょうね。でも、将来の「がんになるかもしれない」のために、今のQOLが低下したら意味ないですけど。


・ピンコロリ

 ピンピンしていて、コロリと逝く。心筋梗塞や脳卒中は、まさにピンコロリだけど、残す家族たちに何も伝えられない。がんはその点、発病してからすぐに亡くなることはなく、気持ちを整理し、伝えたいことを伝えられると著者は言います。でも、罹患しなくてすむならがんにもなりたくないですよね。むむ。


この本の後半は、がんのいろいろな治療法が紹介されていました。はっきりいって今の自分にはまだまだ遠い世界だと思うので、全然アタマに入ってきませんでした。でも、将来いつか真剣に読むことになるんでしょうね。そのときまでちゃんととっておきます。


この本は本業の関係で入手したのですが、読むまでにとにかく時間がかかりました。読んでみると内容はひじょうにためになるのですが、入手のルートが仕事関係だから、どうしても仕事と関連してとらえてしまって手が出ませんでした。もともと思っていたことですが、自分から積極的に選んだものでない本ほど読みにくいものはない。自分が本を薦めるときにも、自分の関心事の一方的な押し付けにならないように、気をつけようと再確認しました。


がんになったらあなたはどうする?/吉川佳秀
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