伝統的な日本の大企業で昇進するために必要な能力は、以下の二つだそうです。
・社内人脈、根回し力、飲ミニュケーション力、社内政治力などの対人感性力
・特殊な社内ルールへの精通、これまでのビジネスモデルにおける実績、業界事情などの知識・記憶力
うちの会社、まさにこれだと思います。僕は会社に入ってもうすぐ8年ですが、これらの能力がずいぶん鍛えられてきたと自信をつけてきたところでした。でも、どうもその手法で出世してきた先輩方や経営陣を見て、もう少し上手な営業推進や営業施策はないものかと思う場面もあり、問題意識を持っていました。
だって、販売推進キャンペーンやって、販売店に報償を用意して、「さぁ売ってください」ではあまりにも芸がないと思いませんか?取ってつけたような「この商品の必要性」を説明することや、最悪の場合、「この商品を顧客にはめ込む」といった本末転倒な戦法ばかり出てきます。
ではどうするのか。
そんな問題意識から、「問題解決」についての本として購入したのがこの本です。
地頭力を鍛える 問題解決に活かすフェルミ推定/細谷 功(東洋経済新報社)
地頭力は「考える力」の基礎となるもので、以下三つの思考力と三つの力で構成されます。
三つの思考力
・結論から考える「仮説思考力」
・全体から考える「フレームワーク思考力」
・単純に考える「抽象化思考力」
三つの力
・論理思考力
・直観力
・知的好奇心
そして、この地頭力を鍛えると、ものごとを「圧倒的に」効率よく進めることができるようになるそうです。
なんだか極端な主張のような気もしますけどね。
インターネットが普及し始めたころは、ITを使いこなすスキルや技術などの情報リテラシーや技術インフラの有無による二極化「デジタルデバイド」があった。しかし、技術進歩や普及によりデジタルデバイドが解消してくると、それらを使いこなすだけで情報依存になり、思考停止をしてしまう人と、膨大なインターネットの情報を最適に活用して「自分の頭で考え抜いて」新しい知識を生み出せる地頭型多能人との間で「ジアタマデバイド」が発生するという主張です。
この部分は非常に納得しました。インターネットにあふれている情報をただ「検索」するだけでは、自分の頭は使っていません。その情報から「新しい知識を生み出す」ことが大事なんですね。というか、コピペだけではだめだってのはみんなわかってるんでしょうが・・・。
では、その地頭力を鍛えるためには。
詳しくは本を読んでください。
ブログタイトルの「日本全国に電柱は何本あるか?」といった、考えてもわからない謎かけのような問題を考える力が例題や手法をもとに学べます。
すべてこの地頭力で解決して、対人感性力は不要になるか?と言われれば全くそうではないと思います。うちの会社でも社内根回し力は依然非常に重要な能力だと社員みんなが認識していると思います。
もちろん、単純な興味で読む分にもおもしろいと思います。
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