関正生先生の新刊『真・英文法大全』を、現在熟読中です。



『世界一わかりやすい』シリーズに衝撃を受けて熟読、スタサプも受講した僕。
特に文法と発音については、関先生の教えが自身の英語スキルの礎になっています。

本作は、英文法について今までのご著書よりさらに詳しく、網羅的に体系的に、これ一冊で学べる、まさに決定版という言葉がぴったりです。


関先生が集大成として執筆された総合英文法書ということで、なんと900ページあります。重量もズシリと重い、大作です。

そのボリュームに圧倒されつつ読み進めていくと、

・Good morningはなぜ、天気が悪くても「よい朝」なのか?日本語と英語の違いとは?

に始まり、

・過去形と現在形の違いで、フラれるとフラれた、どっちがよりツラい悲劇か?

・現在進行形の5秒ルール

・副詞がビン芸人、前置詞がソロ活動の名前なので相方が必要

などなど、関先生ならではの、暗記に頼らせない、英語の本質・核心を知ることで身に付けられる、しかもユーモアも交えながら、という箇所が続々出てきて、「もっと知りたい!」と次々ページをめくっていきました。

僕が特に興味を持ったのは、仮定法と助動詞のところです。

・仮定法は妄想
・仮定法の目印は?

・助動詞will must canの核心
・助動詞の過去形は過去じゃない

などなど。

そして、「おわりに」にある、関先生の力強い言葉…!

本作は、企画が出たのが2012年。10年に渡り作られたということで、制作にかける覚悟と重みを感じます。
引き続き大切に拝読し、折に触れて読み返し、英文法の理解の支えにしていきます。

本作を手に取られたら、ご自身の興味のある文法箇所からめくり、特に「カクシン」と「パラダイムシフト」に目を通していただくといいと思います。 

「そうだったのか!」と目から鱗の連続で、興味がそそられ、どんどん知りたくなっていきます。

暗記とテストばかりで嫌いだったかもしれない英文法が、きっと好きになります。