土曜日は義母の誕生日。
韓国で誕生日といえば、ワカメスープ。

体調不良でごま油やニンニクの匂いが無理な私。
ダンナの誕生日はスルーしお寿司をご馳走てしまっても
義母の誕生日に嫁がワカメスープをスルーするわけにはいかない!!
長男の嫁が、長男が結婚していなければ他の息子の嫁が作るのは当然という風潮なのだ。
作ろうか作るまいか悩む私に、彼は「どんな味でも作るという行為が大事!作ってあげて!」とダメ押し。

なので恐る恐る前日金曜夜に作りましたよ


最初はネットで作り方調べたんだけど、ダシダ(化学調味料)多用しているし
味付けや炒めたり水入れたりのタイミングも人それぞれ。
そうだよなぁ、家庭の味があるもんね。

うちの義両親は料理にかなりうるさいので
(化学調味料は一切使わない・材料の良し悪し・韓国料理以外は食事じゃない・我が家の味が一番etc…)
義母の味をよく知っている義姉に作り方を聞くことに

○我が家の作り方○
1.ワカメ(煮てすぐドロドロに溶けないしっかりしたもの)は予め2時間前から水につけておく
2.膨らんだワカメの水をきり、適当な長さに切る
3.鍋に牛肉、ニンニク、ごま油、カンジャン、塩を入れて火をつけ炒める
4.次にワカメを入れて炒める
5.水をワカメがヒタヒタになるまで入れる
6.カンジャン、塩で味を調える

すごく簡単

翌日はワカメスープを持って義母に会いに家を出る。
しかし義母も韓国のお嫁さん。
自分の誕生日だというのにキムジャン(冬に食べるキムチを漬け込む作業)を田舎ですることになったと…
義父方の祖父母は既になくなっているので、義母方の祖母の家ですることに。

嫁セレンゲ・ますます緊張
だって、義母を生んだ祖母や、一緒に住んでるイモ夫婦(義母の姉夫婦)も一緒
キムジャンなら近所のおじさんおばさんも集まる
初めて作ったワカメスープは受け入れられるのか…

義母の実家は慶尚南道のゴソンの外れにある。

のどかな田舎で、景色も空気もよいので
私はここに行くのがいつも楽しみ。

キムジャンは後から書くことにして…

ワカメスープは大好評でした
義母は「美味しいね、あんたがわかめスープ作るなんて想像もしなかった、ありがとう」と喜んでくれ
祖母は「ソウル(おばあちゃん、テジョンですよー)から持って来たんだってさ。(外国人嫁で心配だったけど)もう大丈夫だ」
イモブ(義母の姉の旦那さん)は食べてる途中で知って
「これ嫁が作ったって朝食べた(義母か義母の姉が作った)ワカメスープより美味しいじゃないか」と喜んでくれた。
味はもちろん、義母や義母の姉が作った方が美味しいんだけど、
まさか期待していなかった外国人嫁が義母とその母にワカメスープを持ってくると思わなかったらしく
それはそれは喜んでくれた
作っていってよかった~
義父は慶尚南道男児(日本で言う九州男児?)らしく、
だまーって食べて、無言だったけど、食べきってくれたから成功かな…

途中で買って行ったフルーツのケーキもみんな結構食べてくれたし
義母に「義父とのデート費用」とおこづかいを渡したのも喜んでくれた。
彼を生み育ててくれた義母のお誕生日を喜んで過ごしてもらえて、本当に良かった