実家の母と、義母は少し似ているところがある。

父や義父がそれぞれあきれちゃうほど、「買い物は多め」&「品がよければ値段はあまり確認しない」人たちで
気に入った人にはバンバン家中ひっくり返してでも物をあげるのだ。

まだ私が彼と結婚前、ときどき彼の実家に遊びに行っていたときも
義母は帰国前夜にはあれこれ「これはいらないか」と出してきて
あげるものが無くなって来ると戸棚を開けて、石鹸や義姉が買ってきた日本土産まで出してきたこともある

そんな義母なので、私達が釜山に行くよ~と連絡すると
徹夜をしてでも、そして病み上がりでも、私達の好物を作っておいてくれるのだ。

今回持たせてくれたのは…

ほとんど冷凍になってて、何がなんだかわからないけど…。

●カンジャンケジャン
 彼の大好物。彼は「お袋のカンジャンケジャンに敵う人はいない」と、どんなに有名な店でも行かないくらいだ。
●タングック
 私の好物。法事に欠かせないスープらしく、大根、ちくわ、豆腐、貝、海老などが入った塩味のスープ。
 貝嫌いの私だけど、優しい味なので、2ヶ月前に行ったときに美味しく食べられて
 それ以来毎回作っておいてくれる。
●キムチ
 来週うちの母が来るので、「セレンゲ両親が好きだから」と新しく作ってくれた。
 4つもあるのに、「セレンゲアボジ(うちの父)が来たらもっと持たせたのに、セレンゲオモニ(うちの母)だけじゃ重いだろうから…」と言っていた。4つでも十分ありがたいのに
●テンジャンチゲ
 いらないか?と聞かれ、彼が「いらない」と言うと、「ウェー(なんで)!」と…
 私が「うちの母に、オモニ(義母)のテンジャンチゲを食べさせたい」と言うと、喜んで作って冷凍してくれた。
●義母友人が作っているぶどうジュース
●タラの内臓の塩辛(もちろん義母手作り)
 当日の朝、「いらないか」と言われ、また彼が「いらない」と言うと「ウェ(なんで)…」と立ち尽くす義母。
 「いります!ちょっと分けてください」と私が言ってもらってきたが
 帰宅してみたら、ちょっとどころか全量入っていた。
●ナムル
●前日に残った韓牛肉
●お米、もち米、玄米
 外祖母(義母の母)が人に貸した土地で収穫した新米
●煮干
 この辺になってくると、何でも持たせたい!という理由無き理由になってくる。

ほか、写真にはうつってないけど、みかん、柿、水、冬の室内着、カーディガン…などなど。

更には、「今年は唐辛子粉が高いから」と持たせてくれようとしたけど
もう荷物は一杯で
「次回いただきますね」とお断りするほど…

寝る時間まで削って作らせたくないんだけど
いらないって言うと悲しがる義母。

もっと休んでいただきたいけど、休むなんて言葉が彼女の辞書には無いような人。
今度行くときは高麗人参茶でも持っていこうかしら…。