義両親は、「うちは料理に化学調味料は一つも使わない!」と
ことあるごとに口にする。

うちの母も、疲れていて面倒なときは使うにしてもダシとか結構こだわるほうだし、
叔母もお味噌汁のダシにこだわったりしてるし
ソウル時代の下宿のアジュンマも化学調味料使ってなかった。
私自身も数年前からダシは肉・煮干や鰹節・えび・昆布・野菜などでとるので
なんでそんなに強調するのかなーと思っていた。

韓国に来てからは味醂すらも使わなくなったし。


話は変わって
彼がいくら私の料理レパートリーを美味しいおいしいと食べてくれ
結婚のときの口約束で「わたし、基本的に韓国料理はつくらないよー」なんて言って
彼が「うん、韓国料理が食べたかったら自分で作るよ!」なんて了解していても
彼のお袋の味が韓国の味である以上、作ってあげないわけにはいかない。
自分で作るのと、作ってもらうのって絶対に喜びが違うはずだから。
韓国料理作ってる日に、彼が「いいにおいだねー」って満面の笑みで帰宅するのを見たら
「そうだよなー、この料理で育ってきたんだもの、作ってあげないとなー」と思わざるを得ないもの。

韓国料理の作り方は義母に電話して聞くこともあるけど
急ぎのときは、ネットで日本語検索かけちゃうこともある。
便利な世の中になったもので、
韓国人の義母から教わった「オモニ直伝の味」レシピを日本語ブログで載せている方って結構いるからである。

知らない野菜の茹で時間を調べるときは、すごくお世話になるんだけど
驚いたことに、スープや煮込み系のダシは何でとるのか調べると…

「うちのオモニ直伝レシピです」とは言っても、
だいたい材料に「ダシダ(こっちのダシの素みたいの)」が入ってるのね
もちろん、他の材料や料理過程で家庭ごとの味の違いを出してるのはわかるんだけど
あー、他の家庭は結構ダシダ使ってるんだなぁ…

ようやく義両親が何度も同じことを自慢する理由がわかりました。

でも調味料以前に、
オモニのご飯はほんとーに美味しいから、私や彼も、他に自慢して回ってるんだけどね

ちなみに最近、体は本当に化学調味料を拒否してるのだわ~と実感するできごとがあったので
いつか、そのできごとも書こうと思う。