カテゴリー「韓国語」は、ちょっと当てはまらないけれど
今日は日本能力試験1級保持者の韓国人から聞いた話。

私、不思議に思っていることがあった。

日本語中級くらいまでの韓国人は、
特徴的な日本語の話し方をする人が多い。

「○○なんです」
「○○たんです(過去)」

とにかく、動詞や形容詞、果ては名詞までを上記の言い方で言う。

例1)「これは、冬用の靴下なんです。あたたかいんです!」
例2)「私は日本語を習ったんです。あまり上手ではないんですね!でも、勉強好きなんです!」


これ、実は多くの場合、
日本語の動詞や形容詞の活用が難しいため

「-んです」を付けると、その前の動詞や形容詞が原型で使える!

と習うことによる、ある意味故意に起きる現象らしい。
その韓国人も、そうやって習ったため、
未だに時々、その話し方をしてしまうらしい。


こういうのって、悲しいことにたくさんあると思う。
韓国語を勉強する上でも、
その時までに習った表現で話せるよう
教科書にも「実際にはあまり使わないけれど間違ってない」文章が並ぶ。
なので、級が進むにつれて
「それは、初級表現ですね。もう中級ですから、こちらの言い方にしましょう」と
せっかく覚えたことを切り替えさせられるという事態が多発するのだ。


初級から語学堂で習っている学生より
途中まで独学(多くの場合会話から入って)で学んで
中級くらいから語学堂に入った人のほうが
自然な韓国語を話すと言うのは、このためもあるだろう。

語学堂に行って確実に韓国語力は上がっているだろうに
下宿のおばちゃんと話しながら覚えていた頃よりも
使う表現が限定されているのは、このせいかもしれないなぁ。

語学堂はたいてい初級~高級までで6段階あるけれど
できるだけ初級や中級くらいまでは、
独学で勉強するほうがいいのかもしれないと思う今日この頃。