突然、見慣れないアドレスからのメール。
でも、モンゴル人っぽい。
開いてみた。

おおおおおおおお

モンゴルでの教員時代、同じ学校に勤めていた
中等部の体育の先生。
私は小学部で、彼女は中高等部だったので
なかなか会う機会はなかったけれど
年もあまり変わらなくて、
一緒にいて心落ち着く人だった。

なんと、1~2年前に送った体育の教科書について
「ありがと~受け取ったよ。」とサラリと書かれていた。
つい昨日受け取ったかのように。

そして、近況報告。
私がかなり仲良くしていた2歳くらい年下の中等部英語教師が
中国に行って、アメリカ人と結婚したとのこと。
そういえばここ1年連絡とっていなかったけれど
かなり驚いた!

たった数行のメール。
モンゴルから帰ってきてから初めてもらったメール。

忘れないでいてくれていること。
忘れないでいること。

確かに、私たちが広い世界の長い人生の一部を共有したことを
深く深く感じる。

モンゴル人たちがメールに必ず入れてくれる言葉。
「みんな集まれば、いつも、あんたの話になるんだよ。」

いつもいた、友人宅の台所の窓際の陽だまり。
私がモンゴルから去ったら、
この陽だまりには誰もいなくなって
でも、みんなの生活は変わらずに続いていくんだろうと寂しく思っていた。

時が経って、
私の居場所は陽だまりの中ではなくなったけど
モンゴルの友人達は、私をいつも懐かしんでくれている。
私も彼ら彼女らを常に想う。
モンゴルの血を確かに引いている猫を腕に抱きながら
モンゴルに思いを馳せながら
自分の道を、進むのみ。