水は答えを知っている―その結晶にこめられたメッセージ/江本 勝
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この本は、以前働いていた会社の上司が、私が退職する際にプレゼントしてくださった一冊です。
"何だろう?” と思い頁をめくっていると、綺麗な結晶の写真がたくさん掲載されていました。

そして、それらの写真が、“氷結された水の結晶写真”であり、語りかける言葉や、流す音楽、更にはそばに置いておく風景写真によってさえも、驚くほどに結晶の姿を変えていることを表しているのだと知り、胸をつかれた思いがしました。


例えば『ありがとう』と書かれた紙を貼り付けた容器に入っていた水の結晶の姿といったら本当に美しくて、逆に『ばかやろう』と書かれた紙を貼り付けた容器に入った水の結晶は、破壊された細胞のような形をしていました。 不思議なことに、音楽に対しても、写真に対しても、それぞれに合った結晶の姿をしているのです。

もちろん水が、目や耳を持っている訳では当然なくて、水が持つ分子構造が、それぞれの対象が持つ波動を受けて、結晶の形を作っているような気がします。 (あくまでも個人的な、科学について全く素人の自論なのですが流れ星


赤ちゃんは語りかければ語りかけるほど、また良い音楽を聴かせるほどに心身共に発達が促進されることだとか、植物に話しかけていると枯れにくく青々とした葉が茂る、などといったことと同じ原理なのかもしれません。

“ことだま”の力を感じると共に、水の神聖さについても思いを巡らせてしまいました。


またこの本では、体内の70%を水が占めている人間にとっても、見ること、聞くこと、話すこと、考えることの内容が健康を左右しているのだということが、興味深いたくさんのデータから説明されています。


著者の江本氏は、アメリカで共鳴磁場分析器と出会い、オリジナルな視点から水の研究に取り組んできた人です。

自費出版から口コミで広がり、英訳も添えていたことからスイスを始めとした欧米諸国で絶賛を受け、今では何ヶ国語にも訳されて、世界中の書店に並んでおり、各国の講演会に飛び回っているのだそうです。


こういった本はやもすると読む人を選ぶのかもしれませんし、“全く科学的ではない” とお叱りを受けてしまうのかもしれませんが、個人的にはこの本を選んで贈ってくださった会社の上司に、今でも心から感謝しています。