3つのカードのうち
2つめのスタンプが押されるのはどのカードになるのかな(苦笑)


閑話休題


前作のドS吸血CDを買いに行ったはずが、
帰ってきてみたら、今作になってました(笑)

これで新たな扉を開くことになるのか、
はたまた苦手になるか、少々ドキドキでしたが
結論から言えば、個人的に満足しております。
この場でこっそり、きっかけくれたブロ友さんに感謝。


DIABOLIK LOVERSはVSとそれの3枚連動特典を聞いていて、
前作は試聴を聞いた程度です。
ゲームはやっていません。


無粋にならないように気をつけながら
感想です。
ネタバレありますので、ご覧の際はお気をつけ下さい。




舞台はアヤトと一緒の牢屋の中。
手枷に足枷、そして鎖に繋がれています。
音の感じからして、それほど太い鎖ではなさそう。

アヤトは最初から息が上がってしまっているほど痛めつけられているし、
わたしもボロボロです。

しかも、わたしは何があって何をされたか、その一切を話そうとしない。
裏切ってはいないと言っていても、頑なに話す事を拒んでいる。
(もしかして、何か条件を提示されているとか?
実はアヤトを守るために黙っている事があるとか)

更に付け加えると、
わたしたちには、それぞれ何かを仕掛けられていて、
簡単に言えば飢えた獣と格好の餌が同時に存在している状態。

こういう置き方されている時って、格好の餌側(つまりはわたし)に
何かしらの条件が提示されていて、それが出来たら解放…ってありますが
(でも解放はどちらか一方だけという事もあり楽観出来ませんが)
…向こうは私が執着していて、アヤトに(正確には逆巻家に)悪意を持っている。
アヤトを更に責め立てるための罠と考えた方が自然かな?


はい、そんなこんなで始まりからとても不穏な空気が漂ってます。
しかも、痛めつけられ苛立っているし、仕掛けられているものが、
いつもの彼を保つ事を更に難しくしている。

それでも
痛めつけられ弱っている俺の事より自分の心配していろって

回復の為にも、わたしの血を飲んでと言っても、
仕掛けの効果でタガの外れている今の状態では危険だからと、
わざとキツイ言葉で拒絶して距離を取ろうとしている

何だかんだで、優しい。


血を飲んでもらおうとしたときに、可哀想だからって、わたしは言ったけど
本当は助けたい、だよね。
でも、それを言ったら素直に受け入れて貰えなさそう。
そこまで思ったのかな。
それとも実は不器用で、そこまで思う前に言葉が出てしまったかな?



今回の物語は
言葉の合間に見える本音や、優しさが垣間見る事が出来ないと、
単に辛くて苦しい物語になってしまう確率が高いと思います。

あとバイオレンスな展開が苦手な方にも、おすすめは出来ません。
私もホラーやサスペンス、それにスプラッタも苦手。
でも、この作品は大丈夫でした…何でだろう。
人を選ぶ作品なので、不安な方はレビューなど
いくつか参考にされた方が良いかと思います。

というのも、
ここから逃げるためには、わたしの足をねじ切るしかないと言った時は、
正直私もゾクッとしました。(それだけ演技は素晴らしいです)

最初の場面で軽口のように言った時と同じセリフでも、
この段階では重みがまるで違っています。
実行する気でいる。本当に怖い

でも、ここまでの音を聞いていると分かるのですが、
彼はずっと鎖自体を何とかしようと幾度も試み続けていた。
でもどうにもできなかった。
これが最終手段だと。


痛みを感じさせないように、
恐怖を少しでも少なくできるように
最大限の配慮をしてくれている。
さっさと逃れたいだけなら、
有無を言わさず実行出来るだろうし。

痛みから逃れるために、快楽をより強くとらえようとするのは、
本能の防御機能(が、ありそうな気がする)

実際は痛いのは多分、その瞬間よりも…いいえ何でもありません。

と、とにかく
愛されている感じはかなりあります。
(私の文章のどこにと言われると辛い物が)

次回は、この事態を仕掛けた側が出てきますね。楽しみです。


そんなに吸血されたら、ただじゃすまないし、
このままだと最悪の場合…と考えずに、
この世界観に浸ってしまった方が良いかと個人的には思いました。

あ、しまった。そうすると
吸われたら逝く…Death ecstasy(極限の吸愛)
この部分も考えないことになってしまう!(笑)