3位 天秤座

★今日の運勢
自分の気持ちや考え方を上手に表現できる日です。目標の達成、理想の実現に向かって積極的に振る舞うと、大きな成果を上げることができるでしょう。今日に限っては遠慮をするだけ損のようです。

★今日のラッキーワード
新刊本




と、いう訳で今日はこれに従って感想を書いてみることにしました。


めちゃ混みのアニメイトのレジでスタンプラリーカードと共に
「応募はWebのみになりますが、大丈夫ですか?」という問いかけと
共に応募券をくれました。
あ、どうも…

と、いうか、どうしよう。
色々と(笑)

閑話休題


SEVENTH HEAVEN vol.1の感想です。
一部は感覚のみでの記載
そして多少ネタバレがありますので、ご注意下さい。





柊館にある時計塔の鉄柵を乗り越え、
風に吹かれていたわたしの元に現れた彼は
わたしの行動を止めることなく、
むしろそのまま身を躍らせてしまえばいいといった。

その彼、アキラは言うなれば死神。
その中でも歌声に昇天する力を持つ者、
苦しみを凌駕する快楽と共に逝かせることが出来る者。
それがSEVENTH HEAVEN
名前の通りですね。
(in seventh heaven =無上の幸福のうちに)


彼の言うことには
今はゲートが閉ざされているため、
ここで飛んでしまっても魂は苦痛の中でさ迷うことになる。
更に付け加えると自分たちに会った以上、
歌声によって送られなければさ迷うことになる。
だからゲートが開く次の満月まで、暇つぶしにつきあえと。
そうすれば、歌声で送ってやろうと。

満月までの短い期間は静かに過ぎていく。
こういう時期は本当に穏やかにすぎます。
その後の事を忘れてしまいそうになるくらい。

アキラは完全無敗の冷酷王子らしいのですが、
そんな風には見えません。
意地悪な言動をすることがあるけれど
そこには優しさがある。

どうしよう…離れたく、ない。
こうならなければ、会えなかった人だというのに。

でも時間は一方向に流れ続けている。
止まることなく。

満月の夜。
最後の日。
眠れないわたしにポーカーをしようと誘う。
勝てば、約束通りにいかせてやろうと。
前にも、ポーカーしたよね。
あの時は本当に手加減してくれていたんだね。
全然、勝てなかった。

離れたくない。
でも、どんなに願ってもそれだけは叶わない。
時を告げる鐘が幾度も鳴り響く。

理を壊すことは、誰にもできない。
わたしはもちろん、アキラでさえも。

最後に選んだ場所は、薔薇園。
魂を解き放ち抱き合うと感覚をなくしている
自分にも温もりが伝わってくるとアキラは言う。

とうとう
その時が来て。
彼が静かに歌い始める。

光が見える。
繋ぎ止めていた何かがゆっくりとほどけて
「まだ、逝かないでくれ」
まだ、離れたくない
ふわりと浮かびそうな、光にとけるようなそんな感覚

「さあ、苦しかっただろう…
よし、もう逝っていいぞ」
これはきっと彼がくれる最後の優しさ。

全てから解き放たれる。


1回目は自分でもびっくりなくらい妙に冷静だったのに、
2度目の時は、それはもう…という号泣状態で、またびっくりでした。
何かを自分で浄化したような感じ、かな?
吐き出したというのかもしれません。


お話の性質上、目に見えるハッピーエンドになりません。
例えばボーナストラックで再開とか、
別の形の救済とか、そういう物はありませんのでご注意を。
実は、以前の私なら聞かない物語です。今すんなり聞けるのが自分でも不思議だったりします。

歌はとても素敵。
一部が公式サイトで試聴可能ですので、興味ある方はどうぞ。


ここからは余談です
気になったところと言えば…
これはおそらく私だけだと思いますが、
歌以外の場所で、何故か一瞬くらっとくるところが複数あります。
こんな現象、感応時間8の試聴の後起こしたくらいです。
仕掛けがありそうにないのだけれど…私自身の問題かしら、
そうだよね。

後は
最初の夜、ゲートを閉ざした妙な力は?
途中で現れる、彼と同じ姿と声をしたアヤカシまやかし。
いったい誰が?目的は?
後のCDで明かされるのでしょうか
だとしたら…聞かずにはいられ、うわーん。


それにしても、休み休みで一日近くかけて書いた割にこれとは…何も言うまい(笑)

(アップして数時間でもう一部訂正やら追記してます)