(※一部追記、書き直ししました。無駄に長文で、すみません)
他の方の感想も読んでみたくてレビューを探したのですが、
これだけはうまくヒットしませんでした。
検索エンジンに嫌われたかしら?


何度か公式サイトで試聴してみて
これが何となく合いそうな気がしたので購入しました。
実は愛染明王編も説法部分に興味があったので、CDを
手に取ってからもかなりの間悩んだのですが、ここは
直感に従う事に。


そんなこんなで選んだ訳ですが、
始まりのシチュエーションは試聴に入っていなかった部分まで
何故か自分に一致。
とはいえ、片思いに苦しんで助けを求めていた訳では
なかったりするので完全一致とは言えませんが、それ以外は結構合ってました。
このあたりに関してはステレオタイプな人だからかも。

という訳で感想です。
この明王様はオネェ口調。
トラック2~3では、それはそれはテンポ良く見事にさっくり切っちゃっていて、
それが私の笑いのツボにがっちり入ってしまい
夜中に声を押し殺しての大爆笑。
足ツボマッサージのパートがあるのですが、そこでも笑いが止まらない。
(ひどい目にあっていないからかも)

本来の状況に従うのなら、わたしが言葉で
さっくりバッサリ切られているシーンはずなので、
例えば
「えー、そんなぁ(・_・、)」

なのでしょうけど、本当に笑いが…
(今も書きながら笑いそうになってます)
挙げ句の果てには涙まで出てくる始末。
CDの中のわたしは、かなりリラックスして眠気もさしたようですが、
こちらの私はもう寝る所でありません。
笑い死にしそうです。
今回も「その愛は病にいたる」と同様に寝不足確定です。
これは、お肌に悪いってまた明王様に怒られそう。

ここまで読むと癒されCDではなかったの?って疑問が湧くと思います。
そんな事はありません。
さっくりばっさり言ったり、がっちり(男口調に戻って)説教した後
ちゃんと優しくしてくれます。
背後から抱きしめて手を握ってくれて
怖い夢を見ても、手を引いて守ってあげるからと言ってくれたり。
お話してくれたりします。
この時の声は、ちょっとくすぐったいけど非常に心地よくて
癒されます。
ただ、私は最初の方で爆笑してしまったため、
心地よい眠りがくる前にCDが終わってしまいました。
次回以降は大丈夫…なはず。

話を少し戻して
彼が説いてくれるのは『求不得苦』
これは八苦の一つで、求めていることが得られないことから生じる苦しみの事。
簡単に言えば欲求不満ですね。
求めて手に入れても、それを喜べず、更に他の物を求めてしまう。
そのように自分を苦しめる姿を表した言葉が求不得苦。

そうだ、私にもそれがある。

私の得られない物は綺麗な声。
社会人になってからでも、気持ち悪いから何とかしてよと
正面切って言われた事がある程。(手術しろと言った人もいた)
何とかしようとボイトレCD買って練習した事もあります。
今いう人は周囲にいないけれど、声の事を言われると、悲しい気持ちになります。
これは最大のコンプレックスで。
それは今でもそれは変わらない。

でも
もしも今、
仮にそれが何らかの方法で得られとしたら。
例えばそれが誰が聞いても綺麗と言い切れる、とても美しい声だったとしたら。
それを私は喜ぶのだろうか。
こんなものではないと、納得しないかもしれない。
元の声を返してくれと言い始めるかもしれない。
結局、苦しみの海は果てがないということ。妙に納得できました。


明日はきっとそれまでよりも良い顔で笑える。
そんな感じがするCDでした。
お話の内容上、主人公にある程度の設定が入ってしまうため
そういう所が苦手な方もいるかもしれません。
公式サイトで試聴可能ですので、一度聞いてみると良いと思います。

興味が出た方は是非。