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 藤原敬之『日本人はなぜ株で損するのか』より。

・株価とは企業原理に対する投資家の評価である。

企業原理とはROE向上のために行われる資金の運用方法である。

・企業は神話と同じ。神話は親族間の過大評価、過小評価、障害者、怪物の要素のみで構成されている。

・業績の変化よりも神話(企業)を構成する要素の変化を見る事が株価予想には重要である。

・良いものが更に良くなるより、悪いものが改善された方が株価が上がる。

投資を成立させるのは、利潤の追求でも株式市場でもなく、企業に対する信用である。

・企業の変化に対して市場が期待すると株価は上昇する。市場が懐疑的だと株価は下落する。その変化に市場が慣れると株価は平衡状態となる。

・PERは企業と投資家の力関係を表す。PER1倍が純粋株価。大きいほど企業優位。1倍以下は財務に問題があるか将来の収益環境に障害があると考えられる。日本企業の場合は10~12倍が理想。

・企業の将来性について考える時は、資本、労働力、技術、設備が、過剰なのか不足なのかを見る。

投資はその企業の未来によって自分の未来がどうなるかで判断すべし。未来は短期・中期・長期で考え、それぞれに適したポートフォリオを組む。個別銘柄は自分の未来を構成する駒として捉える。

・ポートフォリオのパッシブ運用とアクティブ運用。パッシブ運用は日経平均やTOPIXに連動する銘柄で構成。アクティブ運用は日経平均やTOPIXを上回るパフォーマンスの銘柄で構成。

・パッシブ運用は経済状況や金利、為替の動向を見てポートフォリオを作る。トップダウン型。

・アクティブ運用は企業のファンダメンタルズ分析のみでポートフォリオを作る。ボトムアップ型。

・アクティブ運用、ボトムアップ型の手法はバリュー投資とグロース投資。

・バリュー投資は業績に対して割安な銘柄でポートフォリオを構成。割高となった銘柄は売却し、割安な銘柄に入れ替える。

・グロース投資は企業の成長性を重視し、割高であってもポートフォリオに組み入れる。成長性が株価に織り込まれた時点で売却。