こんにちは。
ライフカラープランナー、色彩・ビーズ講師 KAZです。
今週は、新潟市景観審議会に色彩の有識者として出席してきました。
新潟市の景観審議会は、4期目となります。
今回の議題は「新潟駅・万代地区周辺の良好な景観形成について」。
詳しい情報は
新潟市は、城が無いこともあり緑が少ない。
この事は、審議会内だけでは無くよく聞く話題です。
また実際に、生活の中でもよく感じること。憩いの場が少ない・・。
そんな現状をふまえ、新潟市としても色々かたちで「緑化」に取り組んでいるようです。
ですが・・・・この緑化、ただ植えればいいわけではない。
自宅で草花を育てている方ならわかると思いますが、管理が大変。
きちんと管理していても、なぜか環境の善し悪しで駄目にしてしまうこともある。個人レベルでも結構、大変ですよね。
街路樹の管理一つとっても、色々な問題があるようです。
そして、公的空間では「緑化」する周辺の色彩環境も考慮する必要があります。
草花の色より周辺環境(建物や広告)が鮮やかであれば、対比が強調されその繊細で生き生きとした色合いはかすんでしまう
逆に、その周辺の建築物や広告物の鮮やかさを抑えてあげれば植物の季節ごとの移り変わりでみられる鮮やかな色が引き立ちます。
この様に
「緑化」とは、
その周辺環境の整備も含めて緑化の意味をなすのです。
しかし、緑化だけ考えれば良いわけではなく.....。
色と心理は結びつきが深いので、「活性」など動的イメージを持つ様な色も場所によって必要とされます。
色彩景観は、本当に難しいな....と、思う事が多いです。
皆さんも、周囲の景観についてご一緒に考えてみませんか?
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色の基礎はもちろん、ファッション、インテリア、色彩心理、色彩景観など楽しく幅広く学べますよ。
景観審議会は毎回緊張です。
緊張した後は、店長と公園に行きホッと一息。
丁度、シロツメクサが満開。
シロツメクサの甘い香りが広がっていました。