まだ、私が中学生の時。
私は、英語塾に通っていたのですが、
あくまで中学生、ということで、
中学生のためのクラスにいました。
が。
土曜日の午後は、
「誰がきても、おーけーです。」
みたいなクラスがあって、
どの程度の能力でも、在籍しているのなら、
誰でも無料で受講できる、英文法のクラスがありました。
(どっひゃ〜、バブルです)
私も、当時はまだ向学心があったので、
中学生のくせに、同じクラスの子と二人で、
顔を出していました。。
最初の頃は、なにを言ってるのか、全く解らない。
当たり前です、大学受験のレベルの英文法のクラスです、
解ったら、それこそオックスフォードの世界です。
で、講師が例題を出し、皆が辞書を引きながら、
ぱぱぱ〜っ、と、英作文。
いろいろな人がきていました。
高校生や、社会人や、主婦。。
中でもひと際目立つ存在がいて、
男子の大人なんですが、
私にはなにを講師に質問しているのか、さっぱり解らないことを、
これでもか、これでもか、と質問する、できる人。
後で知ったのですが、
この人は大学を中退して、新聞社で働いているらしい、とのことでした。
う〜む。。
私ともうひとりの中学生は、
一人はギブアップしてしまい、
私が一人、残りましたが、、、
…なぜか、聞いているうちに、
だんだんわかるようになってきました。
講師からは、きちんとした辞書の引き方まで
教えてもらえたし。
クラスの雰囲気もよくて、
やはり自分のお金で授業料を払っているだけあって、
皆、燃えていました。
高校生になり、いよいよ本格的にできる、
と思っていたら、
その授業は終わってしまいました。
予算の関係だそうで……(やっぱり)
私も、学校が忙しいので、
辞めてしまった、という。。
もっと続けていたら、なあ。。
とは思えども、
後悔先に立たず。。
あの熱気を、もう一度、味わいたいものです。
ああ、「おとなの世界」でありました。。
ゆきやなぎひろこ☃。