ある日の夜。

 

 板長を、カラオケに誘ってみた、相方と私。

すると、

「うちの嫁、連れてきていいですか?」 

と聞くので、OKし、

もうひとり、美人の「ホーリー」も誘って、

歌会をいたしました。。

 

 これがねぇ、タイヘンなんですよ。

 

 板長は、もと陸上自衛隊にいたことがある。

しかし、話をしてみると、

右なんだか左なんだか解らない。

 

 奥さんも、尋常でない。

バスガイドをやってお金をため、

フランスに、服飾の勉強をしにいった過去がある。

その日に着ていた服も、迷彩の自作。

 

 で、カラオケが始まったが。。

 

 板長は、軍歌ばかり歌い出す。

奥さん(トモちゃんという)は、

扇子を取り出し、踊り始める。

(バレエもやっていた)

 

 ホーリー曰く、

「生まれる時代を間違えた!」

と大爆笑。

私はカラオケには、いつもチョコレート🍫を

持っていくのが常で、(途中バテるから)

その時も板チョコを持っていたので、

 

「ギブミー・チョコレート」と、

チョコを配ることになる。

 

 当時は山崎まさよしのファンだった私に、

皆、

「歌って〜〜」

と、リクエストされ、

山崎を2曲ほど歌う。

 

 相方は、「イマジン(暇人)」の人だから、

「ホテル・カリフォルニア」をかけて、

トイレに行ってしまう。。

 

 ホーリーは、中島みゆきの「糸」。

らしい、と思う。

 

トモちゃんは、板長に、

「これ歌ってよ」

ときくが、

「俺、戦死しちゃうじゃんか。」

 

 。。。

 

 

 やがて、酔った板長は、

トイレから、匍匐前進で戻ってくる。

 

 で、私は、山崎まさよしのカバーバージョン、

松田聖子の、

「スイート・メモリーズ」を歌ったら。。

 

 

 バチっ!

 

 

 カラオケの機械が、突然作動停止した。

 

なので、店員を呼ぶ。

 

 

 しかし、持ち込み禁止のカラオケ店だったので、

そこにあったビールの缶やらなんやらを、

全部没収、即退場を要求された。

 

 酔った板長は、

「なんだこの野郎!」とすごみ、

ホーリーは、

「なんのために、この機械はあるんだよ!」

と、レジを叩く。。

(素性がバレてしまいました。もとスケ番だったらしい)

 

 あとから、私は、なんで機械がフリーズしたのかなあ?

と、相方に聞いたら、

「皆、同じことを考えたから。」

 

 

 これまた、勘の鋭い人たちばかりで。。

 

 

 一夏の思い出です。

 

 

 

 その後、しばらくは、

アタマの中で、軍歌の二拍子が、なり続けていた、

ゆきやなぎでありました。。

 

 

 

 

 ゆきやなぎひろこ☃。