試験のあと、ちょっと間の空いた時間が出来たので、借りてきたDVD。

観るのもいいなと思ったので、雪の日明けに、

観てみました。

 

 もとの原案本が、望月衣塑子著、(東京新聞)の『新聞記者』。

本当にあった、当時のいろいろな事件も思い出させる。

本来であれば、この作品とセットになっていたはずの、森達也監督のドキュメンタリー映画、

『i ドキュメント』は、なぜか別に放映された記憶があるのだが、これもまた圧力なのか。

 

 まず、羊の絵で始まるこの映画は、

最後まで観ていれば解るのだけれど、

個人的に、「ストレイ・シープ」などとも感じさせる。

迷う子羊、目の見えない子羊。それだけの意味は、ないのだけれど。

 

 いろいろな事件が起こり、

その事件をもみ消したり、でっちあげたり、

いったい、これは誰のための仕事なんだろう、

と、社会の底辺で生活している私には、

誰のためなのか、解らない。  

 

 「国」のため?「政治家と、そのお友達のだれそれ」みたいな?

 そして、その事件をスクープするため、

本当のことを国民に伝えるのが役目の記者という存在。

 

 私もかなり書いているけれど、

(相方に言わせると、「危なっかしいったらありゃしない」、別の人に言わせると、「なにか書き込みたくなるけれど、身内で炎上、というのも、なぁ。。」などと、真面目だけどアナーキーと言われている。)

 

 話をもとに戻すと。

 

 新聞記者になるほど、キモの座った性格でないと、女子ではつとまらない仕事だろうが、

その分、おそらくやりがいはあるだろう。

(セリフにもあるように)

 とくに、この女性記者の生い立ちが、かなりな設定。日本人の女優さんがムリだから、シム・ウンギョンという韓国人の女優さん、それでもムリがあるので、生まれ育ちはアメリカに設定。

 

 この映画に出てくる「内庁」の杉原氏(松坂桃李)は、

ちょうど結婚し、産まれてくる子供もいる。

自分1人の身体ではない。

どう行動する?

 

 結果オーライ、最後のシーンは、

杉原が可哀想に思えた。それほどの、

重みのある選択をしたから。

 

 個人的な話になるが、

たまに食事をする高校からの友人がいる。

(映画・演劇友達)

最近観た映画は?と、お互い言うと、

私が『新聞記者』なら、相手は三谷幸喜の

『記憶にございません』。

私は庶子で、相手はもろ公務員の宮仕え。

 

 この立場の違いは…。。

 

彼女曰く、

「楽しめれば、それでいいのよ。」

の、現実逃避型。

私は、

「社会派ケンちゃん」。

ただいま、炎上中でございます。。

 

 ドキュメンタリーのほうでは、

最後、客席から拍手が起こった。

なんたら映画祭では、スタンディング・オベイション…みたいな?初めてでしたね、拍手とは。

 

 今、議員はあちこちで不正がバレて、

たたかれていますが、

 

当然のことでしょう。

 

 2019年、最大の名作映画、などと銘打って、

レンタルには貸し出されていましたが、

店員さんは一応、考えているのね。

 

 私も、最初、こういうことを知りたいから、

法学の勉強をしようと思ったのに、

難しすぎで、私の頭にはムリでした。

仕方ない。遊んでばかりの高校時代。

 

 危ない橋。みんなで渡れば、怖くない。

 

 この映画ができた時よりも、

深刻な事態ではあるけれど、

まだマシになったのでは?

 

 と、個人的には思います。

 

 

 

 皆さんは、どう思われますか?

 

 

 ちなみに、映画の影響で、数ヶ月ですが、

東京新聞をとっていました。

 

 朝起きるか起きないかの時間帯に、

ガサッ!

 という、新聞受けの音がするのを、

楽しみにしていた記憶があります。

 

今は、毎週日曜になると、

コンビニで、朝日新聞とセットで買い求めています。

 

 

 

 ゆきやなぎひろこ☃。