センター試験の日は、東京では、毎年、

雪が降る、というジンクスがあります。

 

 今年も、天気予報を見る限りでは、

積雪の模様。。

 

 私の年代だと、一年目が「共通一次」、

その次の年が、「センター試験」に変わり、

(なにが変わったのか知らないけれど)、

 

 私は国立を受ける能力はなかったため、

全く関係ありませんでしたが、

学区があのへんなので、

試験会場が東京大学となります。

 

 皆、喜んで、

「東大に入れる!」と、ウキウキしていました。

 

 そもそも、文部科学省は、学校のカリキュラムやらなにやら、毎回変えすぎる。

受験生にとっては、それが負担になります。

 

 国立を受験するのは、お金がないから。

お金があるなら、私立に行きます。

 

 私のように、国立を受ける頭がなく、

また、下に妹や弟がいる家庭では、

そんなに学費を払う余裕はない。

 

 なので、短大に行く、という女子も。

他は、2部狙い、いわゆる夜学です。

(授業料が半額)

 

男子の場合、それがないので、

金がないなら、国立4大しかありません。

 

 おまけに、東京にある国立大学は、

東大を筆頭に、入るのに至難のわざのある大学ばかりです。

 

 放送委員長の先輩は、

「どうせ、東京の大学なんかに入れないんだから、

地方の国立に行くとなる。

自炊くらい、自分でできるようにしとけ。」

などと、さとしていました。

 

 かと思えば、

あだ名が「理三」という、

数学は高3までの分を高2で終えてしまい、

あとは受験勉強するだけ。

のような人もいましたがそれはそれでおいておいて。

 

 私の年の共通一次は、たいへんなものでした。

昭和天皇崩御、大喪の礼、

テレビは教育テレビ以外は全てモノクロ、

まぼろしの問題集、『昭和64年度、共通一次問題集』を買っていた友人は、

宝物として、持っていたと言っていました。

 

 雪のふるまちを

 雪のふるまちを

 想い出だけが通り過ぎてゆく

 

 その後、ペレストロイカ、天安門、ベルリンの壁崩落、

どんと、なにかが起こったような出来事の数々が、

たった一年で起こり、

私はテレビのないアパートで浪人していたので、

 

見れなかった。。がっかり。。

 

 

 そして、今年は…?

どうなるか、楽しみです。

 

 

 私の身分は…??

 

もう、本当に、学費がない。

パソコンにウィルスが入り、

授業もネット配信、

ラジコからも撤退、

 

いくら授業料が他より安くても、

パソコンがないとダメだなんて。。

 

 

 ですが、最期の手段があります。それは、

 

ナイショ。

 

 

 ああ、私はどこへゆくのだろう?

 

 

 雪のふるまちを…。

 

 

 

 

ゆきやなぎひろこ☃。