一歩一歩踏み出して気を抜かずに走っているけれど、ゴールはどこにあるのか分からない。

そんなマラソンのようだと感じていました。

 

親の認知症を知り、在宅介護、施設入所、コロナ感染、胃ろう造設。介護からみとりへ。

いつも頭の片隅にあって生活の一部になって走っていたんだな、と。

 

そんなに遠くないのだろうと思ってはいたけれど、いきなりその日って来るものですね。

私が走った距離や時間は、たいしたものではないかもしれないけれど。

 

病院から父危篤の電話。これまでにも会社から駆けつけたことがある。

 

しかし今回は医師(せんせい)の声色が異なる。「今回は。持たないと思います。」と。

 

会社から家族、親族に連絡しながらタクシーを飛ばして直行しました。

 

え、今日なの?と思いながら、途中でまた病院からの電話。

 

「お父様の心電図が一直線になりました。」

 

この声色と台詞はよく耳に残っている。

 

11月6日のお昼でした。


もうやるべきことを全て終え、今、小さくなった父は両手で抱えられる壺の中に。

しばらくしたら、母の壺の隣に置かれることになります。

あちらでは、母に大好きなタケノコ料理をつくってもらうがいいでしょう。

溺愛していたワンコはいつものように尻尾を振って待っているでしょう。

 

数奇な運命だと思ったのは、まだかまだかと言われていた従兄弟の赤ちゃんが、同じ日のほぼ同じ時間に生まれたこと。

親族には吉報と悲報が飛び交っていたのでした。星の巡り合わせ。

 

法要で一週間くらい仕事にならず、それをリカバーするのにまた一週間くらい怒濤のように仕事し、やっとこの週末を落ち着いて迎えました。

 

病院に行こうとして、(あっそうか。もう行かなくていいのか)と気づく。マラソンがいつの間にかゴールに達していたことを知りました。

 

イワヒバのこともブログのことも二の次になっていました。まだ相続のこととか、遺産整理とか、事後処理が沢山あり、別のマラソンが始まっています(こちらはゴールが見えていますね。というかゴールが法律で設定されている)。

尚、イワヒバ連合会の広報委員会でも大きな仕事(プロジェクト?)にとりかかっているので、ブログ記事は、またあいてしまうかもしれません。

 

東京支部展示会は11/11~12に開催されていたのですが、上記のことがありO会長や支部長にも伝えて欠席と致しました。

 

「宝姫」。

登録者の栃木支部U様からご厚意で頂きました。秋の東京支部展示会で展示しますね、と約束していたのですが出来ませんでしたm(  )m。こちらで紹介させていただきます。

冒険しなかったので、来年はもうちょっと日を当てて黄色くしたいと思います。

 

私のお棚ではありませんが、より寒冷な場所のお棚では真っ赤に紅葉しています。

魅力がお伝えできれば幸いです。