マツバランの植え替えをしました。植え替えは春もしくは秋に実施しています。基本的には桐生砂単体です。

マツバランもシダの仲間です。原始的なシダの仲間といえばいいででしょうか。

花は咲かず、胞子で増えます。そしてマツバランもイワヒバと同じく古典園芸の一つでして、江戸時代から現代に至るまで、多様な品種が脈々と受け継がれ、さらに新品種も登録されております。私はイワヒバが冬期に休眠するため、その時に手持ちぶさたになるので数鉢培養している程度です。

 上の株は「金九十九華」の名前で手に入れました。丈夫で小ぶりな姿、明るい黄色い枝が綺麗。培養をし続けていると、根が伸びて下の鉢穴から新たな枝となって顔を出してきます。”マツバランあるある”現象です。

こちらは「神龍角」。なかなか良いサイズになってきました。縦横無尽に根を伸ばして、隙あらば枝となって伸びてくるマツバラン。そんなに伸びたいなら、ザルカゴに入れてしまえ、ということでこうなりました。これはベラボンと桐生砂をベースとして植え込んでいます。ザルカゴ培養法、意外と大丈夫。乾燥が早いのが難点かな。

別角度で撮影。明るいレモンイエローの斑がスパーンと入る。紺性の緑からレモンイエローに至るグラデーションが綺麗。

ネ?私が意図した通り。いい感じで真横から新しい芽が顔を出して来ています。

これは意図していなかった!ダンゴムシ!表面の土を替える作業していたらワラワラ出て来たガーン。最近寒くなってきたので、ザルカゴはダンゴムシ達にとって格好の冬ごもりの場所になったようです。

 これはタイに行った時に現地の植物市場で見つけて購入したマツバラン。日本のマツバランよりもデカイ印象があります。土を綺麗に洗い落とし、空港の検疫を無事通して持ち込みました。記事を見返してみたら2016年11月ですね(記事はコチラ)。日本に来てから2016、2017、2018と冬を3回越しています。だいぶ日本の気候に馴染んだ感じがあります。でも冬は一応室内に入れています。

 室内に取り込む前にオルトランを溶かした水を頭からかけようと思います。この鉢もダンゴムシが冬ごもりしているので・・・。