大船駅についたら大船観音がにょきっと顔をだしている出口側へ降ります。手前の家と比べるとお分かりかと思いますが、予備情報がないまま出会うとちょっとびっくりしますね。ご尊顔を拝見していると今日は何かいいことがあるような気がしてきます。



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 そのままお顔の向く方へ15分位てくてく歩くと目的のフラワーセンター。センターはバラなどが見頃で多くの人で賑わっていたのですが、私の足はほとんど寄り道せずにいわひば展の展示場へ。ちょっといくつかご紹介を。



城砦のような牡丹冠、舞い踊る牡丹冠、



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紅葉を残しつつ、成長を始めた楊貴妃、紫玉の尖塔



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無銘という札のついた巻柏(名札をなくしたまま長年愛培された古木とのことです。初心者の私には茜錦や新生錦の色合いに似ているのでその家族?親戚?に思えているのですが、、、。どなたかコメントございましたらお寄せ下さいませ:この記事の終わりの右下「コメント」より書き込むことができます)



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 受付には4人の神奈川いわひば会の方達が。写真をぱしゃぱしゃ撮っている私に話しかけて下さり、巻柏談義に湧きながら、いろいろと丁寧に教えて下さいました。お兄様方に教えて頂いて1つなるほどと思ったのは、やはり、その土地の気候で巻柏の”作り”が大きく変わってくるということ。特に寒暖差の激しい場所で作られたものは、斑の出方や、巻柏のしまり方が良いみたいです。茨城、栃木、群馬、埼玉などはやはり地の利があるということでしょうか??北関東で作られた素晴らしい品を見初めて、東京や神奈川に持ってくると、一度へたってしまうことが多いということでした(作落ち?)。その後、巻柏は復活するが、復活したものは”東京(神奈川)の巻柏”になるのだそうです。
 私も昨年北関東出身の巻柏を何鉢か入手して、うまくいかずに自分の何がいけないのか反省して嘆いていたところです。これは新しい環境になじむまでの傷み期間なのですね?(ということにしておきましょう!)
 それとやはり短くつんだ葉は成長も遅く培養が難しいというのが皆さんと一致した意見でした(愛好家の皆さんには常識なのかもしれませんが)。雲井鶴、丹頂、春日錦、、、。こういった品種をうまく培養できるようになれば、自信を持って良いということでしょうか??
 結局1時間半くらいその場で談笑してしまいました。展示会では、神奈川県の会員の方々が自ら挿し芽した幼苗を即売しており、またまた手を伸ばしてしまった私です。今日が展示の最終日ということもあったのか、巻柏マニアのニオイを感じ取って頂いたのか、結構値引きをして頂きました。これが大船観音様の御利益だったのかもしれません。この時の戦利品の中身は次の機会に。