水戸市植物公園で開催された2009年春季(初夏?)の「イワヒバ展」  Part2です。ここでは6月27日(土)の13時から90分間開催された講習会「イワヒバの栽培について ~いわひばの年間の管理~」(無料)について概要をご紹介したいと思います。
20090627lecture


 まずは日本巻柏連合会のI会長からイワヒバの概要や生理、歴史等についてご紹介あり、その後、同連合会のT事務局長が実際にイワヒバの小苗や中苗をテーブルに並べて、植え替えの実技をされていました。
 
元肥&追い肥の方法や、肥料の種類、病虫害向けの薬剤と散布方法、水やりや採光の注意点などなど、本で読むよりも多くの情報を得ること
ができました。そして、実技を見ていると、注意深くやるべきポイントと、手を抜いておおざっぱにやって良いポイントが分かりました。また、具体的に肥料や薬剤の商品名やその特徴を書き留める
ことができたのもためになりました。





 当日受付の聴講者は30名弱おり、作業台を囲むようにテーブルが配置され、お茶やお菓子が配布されました。T事務局長の語り口は
柔らかく、冗談も入って、楽しく聴くことができました。聴講者の方々は真剣にじっと中央の作業台を見つめ、質問を受け付ける時間には、
施肥や葉の傷みの解消等に関して、活発な質問が飛び交っていました。私が面白いなと思ったのは、毎年恒例でやっていることから、昨年参加された方がいらっ
しゃることで(いきなりお名前で呼ばれている!)、そして、昨年に配布したイワヒバ小苗(例年講習会参加者に配布しているようです!!)を再び持ち寄って
いることです。配布時において、小苗は年数が同じでほぼ同様の株姿と思われるものですが、1年後にヒトの手によってずいぶん大きな違いが出るのだということを
間近に理解できるのです。初めて参加した私の目からみても良く理解ができました。「Aさんのはこうだった」、「Bさんのはこうだった」と比較、吟味し、
「この原因はこういったことが考えられる」という解決策を教えてもらえるのです。これは良い勉強になります。そして今年も小苗が配布されました。「来年も来られる方は、是非出来映えを隠さず持ってきて下さいね!(笑)」とのお言葉と共に。





20090627_goshonishiki_2




今年は御所錦です(3年生ぐらいでしょうか?)。ちなみに去年は晃明殿だったみたいです。



いろいろ学んだ有益な情報の詳細はここでは紹介しきれません(出し惜しみしているわけではありませんよ~!)。お近くにお住まいの方や、イワヒバ培養のベテランの方々の成功の秘訣を追い求められている方は是非参加されることをおすすめしたいと思います!



そして、そして妻の目を気にしながら私が即売会で買った苗の数々は、次回以降のご紹介に(御所錦を合わせて○株(1ケタですよ)!神奈川に引き続き茨城でも、連合会支部の方々の温かいご配慮によって、よい品を入手させていただきました。この場を借りて御礼を述べさせていただきます。そして妻よ。また鉢が増えてしまったが、私の熱意を理解してくれてありがとう。)