登録外品種の龍城（竜城）です。茨城県巻柏同好会のT支部長から、「これ育つときっと面白いよ」と薦められたものです。手葉になった後に、手葉の各”指”がまた長く伸びるそうです。紅葉についての情報は聴きそびれました。
まだ小苗なのでその特徴が分かりづらいと思いますが、いつも参考にさせて頂いている巻柏仙人様のHP「岩檜葉 四方山話」に成株の写真が載っておりました（勝手にご紹介させて頂いてスミマセン）。私の愛読書「いわひば文化」の”未登録品種の世界”からの情報を引用させていただきますと、龍葉系の細葉品種で葉先に手葉を多く抱える葉性、インターネットのオークションサイトで人気が出て話題となった品種、だそうです。
＊今回、水戸市植物公園「イワヒバ展」の即売エリアでは、小苗を中心にもう少し入手しました。しかし水戸まで来た私のアンテナは、イワヒバご当地ならでは出回っているであろう、あまり聞いたことがない（なかなか入手しづらい）品種に向けられてしまいました。いわゆる登録外品種です。その中には既にインターネット上で取引されていたり、書籍やHPで紹介されているものがありますので（上記龍城など）、ここでも写真を載せて大丈夫だろうと思って掲載させて頂きました。一方で、登録外といえど、1つ1つの品種は作出様が丹念に愛培した”長年の汗と努力と愛情の賜物”ですので、その中にはまだ一般公開を想定していない品種があると理解しています。ということで、今回入手した苗のいくつかの品種名や写真は控えさせて頂きました。
＊登録外品種のいくつかは地域によって呼称が異なる場合があります。今回、”信扇”という札のイワヒバ苗を見つけて、聞き慣れないながらどこかで見た感じだなと思っていたら、隣のお二方が”ああ、これ鎧扇だよね”と話合っているのを聞いて”なるほど”と思ったのでした。