超久しぶりにブログを更新。その間映画もちょこっと観ましたが、時期を逸してしまいました(Xファイル、ハンサムスーツ)。
(ややネタバレあり)
同監督の「スゥイングガールズ」とは違い、かなり硬派な映画でした。勿論どたばた劇はありましたが、それ以上に空港の人たちの細かい描写にこだわっていました。
細かい所まで殆ど嘘がないと聞いていたのですが、「それ本当かよ!?」と思わせるような仕事や「こんな人が空港にいるの!?」と驚くような不思議な人々が描かれ、監督の思惑通りの驚きをしてしまいました。
たぶんそれが第一の肝でした。第二の肝は手に汗握る飛行機トラブル描写。
その飛行機の中に僕もいるかのように感じるほどハラハラしていました。生まれて初めて映画館で「おぁっ!」と小さく叫んでしまいました。副機長の操縦が本当に頼りなさ気なんですもん。ANAもよくこんな少しイメージダウンにならないかと思うような主人公でOKを出したなと思いました。勿論観に行く人全員が分かっているように墜落するようなことはないのですが、それでもハラハラさせる演技ってすごい。
機長と副機長の掛け合いがまた見もので、新米でちょっと弱気な副機長とベテランで落ち着いた機長という両極端な二人が段々と噛合っていく感じがよかったです。
綾瀬はるかが主人公かと思っていましたが、メイン出演者の殆どが主人公という感じでした。仕事は皆一人ひとりが主人公だということなんでしょうが、ファンとしてはちょっと物足りなかったかも・・。2時間以下で短かったので、おまけで彼女が国際線に来る前の失敗談とか。