19日、夕方、川崎にて | イラストレーター マルオユキヒロのへや

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イラストの仕事をしていますので、その作業工程アップや日記、映画等の批評、またジャンルにとらわれない日々の事柄を書いています。

 サイン会も終わり、今度は川崎チネチッタで映画「百万円と苦虫女」初日上映会のイベントに行きました。川崎駅でY課長と待ち合わせたのですが、サイン会で時間を使いすぎ、ちょっと待ち合わせ時間に遅れてしまいました。なので懐かしき川崎(昔仕事場が川崎だった)に浸る暇も無く、映画館の中へ。先に映画を観、後で出演者の挨拶があるイベントです。



 映画の感想(ややネタバレあり)


 主演の蒼井優の演技は勿論素晴らしかったのですが、お話も私好みでよかったです。家庭に恵まれない主人公の鈴子が、「百万円を貯めるごとに誰も自分を知らない土地に引っ越して生きる」という、「放浪記」でした。しがらみの無い世界を求めるその姿は誰もが少しだけ心に持つ願望だと思います。自分探しとかでなく、ただ放浪するというのは、憧れでもあるけど、何の保証も無い恐ろしさもあります。鈴子が部屋を借りるたびそこで寝転がるシーンが入りますが、それは安定した場所を少しでも手に入れた安心感じゃないでしょうか。


 もっと色々語りたくなる場面があるのですが、もし観ようかなって人がいて楽しくなくなったら困るので、今回はこれだけに・・。


 ってくらいみんなに観てもらいたくなる映画でした。特に少し放浪癖のある人、必見です。



 映画の後で蒼井優さん、ピエール瀧さん、竹財輝之助さん、監督のタナダユキさんの舞台挨拶がありました。


 蒼井優さんはカキ氷機が大好きで、業務用のやつを自前で持ってるらしいです。蒼井優PHOTOBOOKにも異様なまでのカキ氷機好きが書いてあるらしいです。


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 竹財さんははじめて見て、映画のどのシーンに登場したのか分かりませんでした。好青年で、映画の「チャラ男」とは似ても似つかなかったので・・。


 ピエール瀧さんは昔電気グルーヴのライブで見たときよりちょっと太ってましたが、必ず笑いを入れてくるチャランポランさが変わって無かったです。農家の青年の裏設定を話してくれましたが、その設定が画面から全く伝わってきませんでしたw。


 タナダユキさんは若々しく、パンフレットを見たらまだ30代前半なんだということに驚きました。「面白かったらこんないい映画があるんだよと宣伝して、面白くなかったらひどい映画があるんだよと宣伝してくれ」といってました。なので、前者の方で宣伝したいと思います。