示談の打ち合わせ | セクハラやめて! ある看護師の奮闘記

セクハラやめて! ある看護師の奮闘記

看護師をやっている洋子です。

セクハラ院長のいる病院で働いていたのですが、セクハラ被害に遭って辛い体験をしました。

セクハラ被害に遭ってからの私の奮闘記を書いていきます。

セクハラ被害に遭われて辛い思いをしている方の参考になれば嬉しいな。

前回の続きです。






弁護士事務所へ両親と一緒に


打ち合わせに行きました。






示談の条件のことでの打ち合わせです。






まず、示談の金額について弁護士さんから


説明がありました。







その前に



私は、もう疲れたし退職したい


と思っている。


こんな病院で働いていても意味がない


と思ってきました



と改めて伝えました。









弁護士さんは、私の言葉を聞いて、




そのお気持ちはわかりますが、


復職することを前提に話をした方が良いです。



復職するために今まで動いてきた訳ですし、


辞めるのであれば、さっさと辞めていれば良い


という話になってしまうので、


交渉するには黙っておきましょう。



とのことでした。









それに



復職するために療養している訳です。


そして、療養するために治療費などを


補償してもらう交渉をしているから


余計に言わない方が良い



とのことでした。









あと、弁護士さんから




うつ病などの精神障害になっているときは、


物事をネガティヴに考えてしまうので


大事な決断はしないほうが良いです。


辞めたくなるのは当たり前ですが、


その決断は、状態が良くなって、


気分が前向きになったときに


することにしましょう。


と言われました。





実際にうつ病のときに

重大な決断はしないほうが

良いそうですよ。







精神的に追い詰められているし、

どうしても逃げたくなりますからね。







示談金に関して、弁護士さんは、



セクハラが無かったら健康に働けていた訳です。


そして、定年まで働いた可能性があります。



ですから、うつ病が治癒せずにずっと働けないとなったら


その金額は、かなりの金額になります。



しかし、療養中の給与は


病院が補償することになっているので


そこまで大きい金額は言えません。




結局、


年収の3年分という金額から


交渉して示談金を


決めていくことにしようと思っています



ということでした。









そして、



交渉というのは、歩み寄りになるので


大きめの金額を言っておいた方が良い


最初に提示した金額より下がる方が多いですから…。



とのことでした。











あと…、



示談金の相場というのはないそうです。







裁判になれば、判例があるので


過去の裁判での金額はわかるのですが、


示談となれば、決まりがないし、


公にならないのでわからないそうです。








また、セクハラというのは、


経営者としては恥ずかしいことですし、


その影響は大きいものになります。








セクハラというネガティブな話題で


評判が悪くなり、経営が悪化することも


珍しくないそうです。







そりゃそうですよね!


セクハラ医師が院長の病院なんて


行きたくないし、


そんな医師に診てもらいたくないですよね。







裁判となれば、公になるので


公になるのを避けたい経営者は


示談にしたいと思っています。







だから、裁判の判例で出た金額より


示談の方が多い金額になることが


多いそうです。





そう考えれば、そうですよね。












あと、


弁護士さんの本音も聞かせもらいました。






弁護士さんも仕事なので


今回の件が解決すると


成功報酬 というものが発生します。






なるべく多くの示談金を得ることで


弁護士さんの成功報酬も多くなります。







ですから、お互いのためにも


なるべく多い示談金になるようにしていきましょう


ということでした。





こういった話も筋道を立てて話をしてくれますので


変に感じないし、納得がいきました。





弁護士さんもボランティアではないですからね。












また、傷病手当の不足分を補償することに


関しても話をしてくれました。





傷病手当金は、180日までしか支払われないので


それ以降はどうするかという問題があります。






180日以内に治癒して復職することが出来れば良いですが、


治癒しない可能性もあります。





療養期間が180日以上になった場合も引き続き補償する


ということも交渉していくとのことでした。






両親は、ときおり感情的になっていましたが、


弁護士さんの話を聞いて、納得することが出来たようです。







弁護士さんも本音を語ってくれて、


色々と説明も聞けたことで


両親も納得していました。






あとは、弁護士さんにお任せします。



と話をして


弁護士事務所を後にしました。







改めて、


色んなことを勉強させてもらえる


弁護士さんだと思いました。







帰りの車の中では


少しスッキリした気持ちで


両親と一緒に帰ることが


出来ました。






両親も機嫌が良かったようで


笑顔になっていました。







良い弁護士さんと出会えて良かったね


と3人で話していました。








続く