昨今の
スポーツ界での
パワハラ云々について、
感じたことを書きたいと思います。
レスリング
アメフト
体操
思うに
最近取りだたされている
一連の問題の根っこには、
6〜70代と
3〜40代の
指導者の世代間ギャップによる
「嫉妬」や「やっかみ」が
あるのではないか?
と思っています。
いわゆる
「体育会系」ノリで
みずからも選手として
結果を出してきた
60〜70代の指導者は
新しいやり方を
積極的に取り入れている
30〜40代の指導者が
結果をバンバン出していることが
面白くないのではないか、と。
これ
家庭でも企業でも
同じことが起こっています。
親子間・上司部下の間、とか。
もちろん
すべての6〜70代が
そうだとは思いません。
素晴らしい先輩方も
たくさんいらっしゃいます。
「心のこと」が
未消化なまま
歳を取っていってしまうことの怖さを
このところ
身にしみて実感しています。
自分が虐げられ
ガマンし続けてきた
積年のストレスを晴らすように
下の世代を
上から押さえつける。
あるいは
自分のかつての
成功体験が忘れられず
時代が大きく変わっている
現代にマッチしていなくても、
「自分の時代は
これでうまくいったんだから、
このやり方がベスト」
と信じて疑わない。
先日も
申し上げましたが
この「嫉妬」「やっかみ」を
立場の上位者が
具体的な言動として
行使してしまうと厄介です。
でもこれは
戦国時代や
源氏物語の時代の昔から
ずっとある構造。
所領を奪われたり
暗殺されたり、とか。
特に
世代間の価値観の差が
絡んでくると
話がもっと
ややこしくなるように思います。
昨今の
スポーツ界の問題を見ていると
時代の進み方は
30年前と比べると
考えられないようなスピードで
進んでいるのですが、
6〜70代の指導者は
それについていけておらず
どう考えても
新しいやり方が優れていると
わかっていても
ガマンの末に
やっとつかんだ地位や名誉や力を
簡単に次世代に
受け渡したくない。
根底に
こんな感情が
あるような気がしてなりません。
相手を羨んだり
やっかんだり妬んだりする気持ち。
わからなくもないです(^▽^;)
だけど
これは
私自身の
実感でもあるのですが
嫉妬・やっかみという感情は
当たり前のことすら
見えなくしてしまう。
そして
嫉妬・やっかみの感情は
100パーセント
それを感じる側の心の問題。
太古の昔から
ある感情とはいえ
そうして
虐げられてきた人たちは
不幸な世代間連鎖を生みます。
どこかで
この連鎖を断ち切らねば
かわいそうなのは
それに振り回される
孫世代の人たちです。
心のことを
どこかのタイミングで
解消しなければ、
永遠に
不幸な連鎖は続きます。
今回
今まで表沙汰にならなかった
様々な問題が
発覚しているのも
偶然ではないと思うのです。