ゲームショウを見てきた。

色んなタイトルを見ているが、やはり新機軸、新企画というものはなかなか出てこない。ゲームパッドを使って出来うる遊びのほとんどが開発しつくされたからだ。スマートフォンはまだ多少余地は残されていると思うが、それが最後のブルーオーシャンだろう。まぁ、これもあと1~2年の間に枯渇する。

一つの開発会社、開発チーム、開発者が作れるものには限界がある。高度に細分化された現在のゲームにおいて、全てを網羅することは開発者として叶わない。しかし、流行というものはある。だとしたら流行に合わない技術を持っている人たちは駆逐されるのだろうか? おそらくにおいてそうなんだろう。会社は潰れ技術者が流失し、流行りのゲームを作っている会社に再就職する。そこでまた新しい技術を身につけて再出発する。

技術者にとっては、それが幸せであり、それが限界なのだろう。しかし、自分の立場上、自分だけが良ければ良いというわけにはいかない。どんどん儲けてどんどん広げていかなければならない。そうなったとき、コレほどまでに広がってしまったデバイスやジャンル、プラントフォームのどこに勝負を張るのか? どれを選んでも博打であることには変わりないだろう。無難な賭けは実入りも少ない。しかしハイリスクハイリターンで勝負するほどの財力もない。

さて、そんな時代にあって強いポジションを維持するにはどうしたらいいか? メタルギアもモンハンも今から後を追うことはできない。その一方で、使い古された遊びをなんども焼きなおしているのが今のゲームだ。スマホは古い単純なゲームを漁りまくっている。ハイエンド機はグラフィックばかりパワーアップしている。

だから、プランナーの立場からこの世界で生き残ろうとするのであれば、流行を読みつつ知識を広げ引き出しを増やし、膨大なタイトルの中から今に合うゲームを再度提唱する。そして、シナリオ。IPの強さ、IPの戦術は単純かつ強力だ。これほど分かりやすいものはない。

ゲームを知り、武器となるIPを作る。これこそがプランナー今のに求められる資質だと思う。

焼き直しは決して悪ではない、映画がそうであるように恋愛映画は毎年作られる。流行りもすたりもない。そういった何かを生み出せれば、商機をつかめるだろう。
GREEが苦境に立っている。

プラットフォームをオープン化したのが2010年、今年で3年目を迎える中、大阪スタジオが閉鎖になった。ゲーム業界内では「もって1~2年」と言われていただけに、よく持った方というのが大方の見方だ。苦境の原因は、スマートフォンアプリへの乗り換え失敗。ユーザーが日に日にスマートフォンへ切り替える最中、この会社の売上比率は依然ガラケーに依存したままだった。つまり完全に時代の変化についていけていないのだ。
 しかし、それは言ってみれば同然の話だと思う。GREEはもともとSNSの会社でありWEB屋さんだ。ゲーム屋ではない。なのに、より高いゲーム性が求められるネイティブアプリに手を出すのは明らかに自分たちの守備範囲を超えているからだ。
 よりアクセス数を増やすという発想の元、「ゲームっぽいもの」を作るところまでは良かった。でもその本質は駆け引きを楽しむ「ゲーム」でなかったのは誰の眼にも明らかだった。そして、いつまでも同じカードゲームばかりで新機軸を打ち出せないまま、高額で社員を集め続けたため、販管費が重くのしかかる。挙句の果てのリストラ。


一方、初音ミクも言わばニコニコ動画と連動したオープンプラットフォームと言える。ユーザーがそれぞれに曲を作って投稿し、批評しあうことでコミュニティが形成されていった。今年で6年目になるが、その人気は海を超え大手自動車会社のCMにも起用されている。
 もし初音ミクがヴォーカロイドの役割を捨て、モデルとして活動し始めたらどうだろうか?架空キャラクターの3Dモデルアイドルはこれまでにも何度か現れては消えていった。初音ミクも恐らくそうなっていただろう。初音ミクのベースはあくまで音声合成ソフトであり、そのポジションではライバルが居ない孤高の存在。だからユーザーは支持しつづけ、クロスメディア展開は大きく成長できた。守備範囲を硬くなに守ってきたが故の成長であると言えるだろう。

もしGREEに生き残る道があるとするなら、すっぱりSNSゲームを捨てることだ。そしてLINEなどに負けない新たなコミュニケーションのスタイルを模索することだと思う。
師匠と1年ぶりくらいに飲んだ。

この1年なにがあったのか、いろいろ聞いた。
結果やその理由にはあまり興味がなかった。

それよりも師匠が次に何を狙っているのか、それが
知りたかったけどわからなかった。

娯楽産業の根を抑えに行くらいしい。
そして、基幹産業からのつながりを作ると。
そうなれば、一生食っていけると。

こうも言った
「捨てなさい」と。

今の自分の何を捨てればよいのか思い当たるモノがない。

今に満足をしているつもりはない。
妻にはもっと楽をさせてあげたいと願っている。

ただ、なんとなく安心しているところもある。
なにか一つ成した気になっている。

開発をやめたら商売の勉強ができるようになった。
日々新しいことを学んでいる。


では、この先どうするのか?
いつ、どこで、だれが、なにを、どのようにして、成すのか。

まずは経済をしらなくては。
先日、居酒屋和民の新入社員が過労自殺をしたことがネットで話題になっている。

これからも過労自殺は増えるだろう。なにせ、経営者層がその富を再分配する気は無いのだから。そのくせ「若者の○○離れ」という記事が折りにつけ見られる。どうして経営者層はこの矛盾に気づかないのか。自分のところの従業きんから散々富と時間を奪っておいて「なぜ売れないのか!? 原因を探れ」などと必死で喚いている。まさに愚の骨頂。自分の会社の社員は顧客ではないという認識だったら益々頭の悪い話だ。

一体経営者達は誰にモノを売ろうというのか。


馬鹿げた国だ。