イスラエルUAE和平は3年間の外交努力の結晶!クシュナー氏インタビュー

FOXニュース抄訳

 

https://www.youtube.com/watch?v=gWivqmz0bik

 

クシュナー:今回のイスラエルとUAEの和平は、過去3年半の大統領の中東での外交努力の結晶です。就任以来、サウジアラビアはじめ中東54か国、イスラエル、ローマ法王を訪問して一歩づつ関係を築き、中東を変えてきました。

 

イスラエルの首都のエルサレムへの移動を米国が承認したことは、国際的に批判を浴びました。これは、中東地域全体の恒久平和という大きな目標のための一つの戦略でした。すなわち、イスラエルの人々の圧倒的な信頼を勝ち得ることが必要不可欠な要素でした。米国は約束を守る国だということをイスラエルの人々に納得してもらう必要があったのです。

 

なぜなら、トランプ以前の歴代政権は、中東各国を裏切ってきました。その一つに、テロリスト支援国家イランへ1500億ドルを供与するイラン核合意があります。トランプ大統領はこの合意から撤退しました。私クシュナーを通じてトランプ大統領とネタニヤフ氏は、信頼関係を構築し、共通項を探すように努力し、ついに中東和平において米国の意見を聞いてくれるようになったのです。

 

イスラエルが首都をエルサレムに移すことを米国が承認した時に、多くの人々は、何も見返りを要求しないつもりかと批判しました。米国が得た見返りは、イスラエルの国およびその人々の信頼です。これは、トランプ政権でなければ得られなかったでしょう。

 

UAEはじめ中東地域は、過去の米国政権が締結したイラン核合意により、ひどく裏切られたと感じていました。現在米国はエネルギーを中東に依存する必要がなく、中東に平和になってほしいのです。過去の政権は、巨額の費用と多くの兵士の人命を中東で失ってきました。中東和平の構築で米軍の中東派遣は不要となります。

 

現在問題なのは、過激テロリストですが、トランプ政権はサウジアラビアと協力して、対テロ過激主義攻略センターを作り、テロリストへ渡る資金を減少させ、オンライン上のテロリスト活動を撲滅することに成果を上げてきました。また、各地域のテロリストカリフ国家を破壊し、そのリーダーを殺害しました。これにより中東地域に平和と安定がもたらされました。実に26年ぶりの平和協定が締結されたのです。

 

インタビュアー:次は、いよいよサウジアラビアがイスラエル承認するのでしょうか?そうなったら何が中東で起きるのでしょうか?

 

クシュナー:前政権の中東政策は、うまくいかず、米国人の利益になるものではありませんでした。米国民の利益を第一に考えて、トランプ大統領は、歴史的なにらみ合いに焦点を当てるのでなく、中東地域で共通の利益を持つ国々に働きかけてまとめようとしました。トランプのやり方では、世界大戦がはじまってしまうと人々は声高に批判しましたが、それは、トランプ氏が、伝統的な外交政策を踏襲せずに、常識に基づいて外交を行ったためでした。しかし、このやり方が実を結ぶことを世界に示せたと思います。

 

誰もが中東問題はもう解決不可能であろうと、さじを投げていましたが、トランプ大統領は、ひとつづつゆっくりと確実に、聖なる牛を葬り去り、中東を苦しませてきた問題を取り除いていったのです。中東地域の若い世代は、経済発展して、豊かな暮らしを次世代に伝えたいと願っています。そのためにはテロや過激主義や戦争を亡くさなければならないのです。

 

インタビュアー:そうなりますと、中国とイランが問題ですね。UAEは大量の原油を中国に売っていますから、米中対立が鮮明になってきますと、UAEは、米国をとるか中国をとるかという選択を迫られるのではないでしょうか?また、イランに与える影響はどうでしょうか?

 

クシュナー:前政権の方向性は、はっきりしていました。中東諸国は米国から離れて中国寄りになりました。米国が中東での指導力を捨てて、イランに核兵器製造能力を与え、中東安定を脅かす力を持たせるようなイラン合意をまとめ上げて、いわば中東地域の人々を裏切ったからです。

 

今回の和平は、中東地域が米国を信頼して、米国とともに歩む意思の表れであり、米国は強いリーダーシップを発揮して、共通の利益を軸に人々をまとめていくのみです。トランプ大統領のイラン政策はシンプルです。前政権のイラン合意は、史上最悪のものでした。合計で1500億ドルをイランに供与して、核兵器製造を承認したのでした。その見返りに、イラン国民は、「ありがとうアメリカ!」とは言わずに、「アメリカに死を!」「イスラエルに死を」と通りに出て叫びました。前政権は中東を分断しようとしたのです。和平合意前には、私クシュナーだけが中東楽観論者でしたが、今回の和平後は、多くの人が、中東和平って実は可能なのだと、思うようになってくれました。

 

メキシコとの国境の壁ですが、壁の警備スタッフが、壁建設後の仕事がとても楽になった、人員も減らせたし、効率よくなったと言って、トランプ大統領を支持してくれてます。麻薬の密輸や人身売買を大幅に減らせ、ウイルス対策にもなり、セキュリティーが高まりました。もう300マイル以上完成し、目標の450マイルまで予定を上回るペースで建設が進んでいます。(完)