A-365 キュクラデスの首
A-365 キュクラデスの首 H.30cm (パリ・ルーブル美術館収蔵)
以前A-385の「キュクラデスの偶像(小立像)」を取り上げましたが、今回はもっと大きな頭だけのものです。
キュクラデス文明はだいたい紀元前3000年頃に栄えた文明です。この頭部はだいたい1.5メートル位の大きさの全身像の一部だったと考えられています。基本的なポーズはA-385と同じだったと推測されています。
この頭をよーくみていると、シンプルなんだけどなんか味があるんですよね。横から見ると雨だれのような形をしていてかなり立体的な表現なのです。
クレタ島で栄えたミノス文明よりさらに1000年も前の文明ですので、キュクラデス文明についてはほとんどなにも解明されていないようです。ちなみに、サモトラケのニケがB.C.190年、ミロのヴィーナスがB.C.100年ですからこの頭がいかに古いものかお分かりいただけると思います。
今回取り上げた、A-365 キュクラデスの首は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。