寒波、寒波、カンパ。懐も身体も寒いね。そしてこんな季節には普段は気にも留めなかったところが痛くなって来ちゃったりして、ほら何となく気になって来たでしょ。ほらほら去年痛めたひざや肩や腰の辺りがムズムズっと痛いような感じになりません?そう、寒いこの季節は痛いところが痛いよ~!!って自己主張を始めるんですね。そこで今日はズバリ、「痛みって何」のお話しをします。
頭痛、歯痛、生理痛、うち身、ねんざ、五十肩にぎっくり腰、もっと大変なものではヘルニアやら座骨神経痛、こわいこわいガンによる痛み、痛みほど多種多様にバリエーションにとんだものも他に例をみないんじゃないですかね。
とにかく痛いものは痛い。ではその痛みってのはいったい何者??と言った疑問に、私がお答えしましょう。
そう痛みの原因は様々ですが、ズバリ!!それはあなたの体の中と皮フにある痛みを感じる受容器とか、熱さを感じる受容器が過度に刺激されることで起こるのですよ。
それら受容器(いわばセンサーだね)は皮フの表面も含めて、体の中にある膜の部分だけにあるものなのです。
粘膜、筋膜、腹膜、骨膜、滑膜、鼓膜とか、とにかく人の体は組織や臓器ごとにことごとく膜に包まれているのですが、痛みはその膜の部分だけで感じるのです。
その感覚は膜への刺激の程度や種類により数種の神経を通って脳に伝えられて、そこで初めて「痛み」として認識されるのですよ。
痛みの性質の違いは、主に刺激の種類の違いで決定されます。
たとえば、今あなたの目の前に大きな氷の固まりがあるとします、あなたはそれに手を当ててみたとします。
最初はただ単に「冷たい」そしてそのまま触っていると「なんか痛い」と感じてきます。
そしてそれでも手を離さずに触っていると「なぁ~んも感じなくなりました。ハイッ」ってな状態になりますよね。不思議でしょ?冷たい→痛い→無感覚と同じ刺激なはずなのにあなたの体はそれを違ったものとして認識してしまうなんて。
詳しく言うと難しい話しになるので説明を簡単にするとですね。感覚は脳で感知されて初めて感覚として入力されるのですが、あまりに急激で過度の入力はそれを伝える神経も感じとる脳も、入力できなくなることで無感覚状態になるとでもいいましょうか、要するに脳の感覚を司る部分がフリーズしてしまうのですね。それで先ほどの冷たさ→痛さ→無感覚になると言われていますが、本当のところは未だに解明されてはいないのです。そう現代医学では「痛み」に対して確信的なセオリーはないのです。痛みに関しては、ゲートコントロールセオリーという説が有力視されているぐらいですね。
以上のことから、あらゆる「痛み」は、膜(血管も内膜という膜が痛みを感じる)に何らかの刺激が過度に加わった時に(冷、温、圧、触など)ある限界を越えると「痛み」として感じるということ、その前段階では、かゆみであったり、辛味であったりもします。そしてガンやリューマチ等の痛みは侵された臓器や関節、骨などの表面を包む膜に痛み物質が生じて物理的刺激よりも化学的刺激によるものが多くみられることも説明しておかなければなりません。
いずれにしても、鎮痛効果のある薬や、痛みを伝える神経の伝達を遮断する、又は脳内にモルヒネ様物質を多く出させる効果をねらった物理療法(鍼灸などもその内に入る)、直接モルヒネを使用する等、数多くの治療法があります、つまり「痛み」にはこれ!!って解決策がないという事でもある訳ですョ。なんだか話しがややこしくなって来たので、今日はこの辺で。この「痛み」の話しはまた回を改めてまとめたいと思います。では、では、みなさん痛くない日々をお過ごし下さい。
参考までに
痛みの物質(化学的物質)としては、プロスタグランジン、パイレキシン、ヒスタミン、リュウコタキシン、ブラジキニンなんかがありますね。
