こんにちは。霊視鑑定・神寄せ占い師の
雪光湧水(せっこうゆうすい)です。
皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。
今回も私の体験を一つ書いていきたいと思います。
愛と勇気のミカエルに導かれた戦い(私の体験談)
私は高校生のころ
摂食障害になりました。
摂食障害にも色んなタイプがあるのですが
私は食べては吐くを繰り返す
過食嘔吐タイプでした。
体に負担がかなりかかることは
想像がつきますね。
日頃から胃が痛くて痛くて
寝ても痛いし起きても痛い。
朝のみそ汁の塩分はえぐい。
通学バスの中で眩暈がするほど痛い。
痛みのせいで呼吸のリズムが悪い。
止めては吸って、止めて…吐いて。
でも衝動に駆られると
痛みなど忘れて
食べて食べて吐く。
痛みがなくなる日など
永遠に来ないかのようでした。
そんな私にとって
体育祭という催し物は地獄。
痛い上に、動いて、走って、声を出す!
拷問のような行事。
それでも一つ思い出がありまして
それは心から熱い思いで楽しめた応援合戦です。
当時、友達からなんとなく
疎外感を感じていましたが
特別に嫌がらせをされるわけではなく
話が良く分からないだけで
お弁当は一緒に食べてくれましたし
ぽつんとしていると
仲間に引き入れてくれる子もいました。
ありがたいことです。
団長だった大野君
彼はもともと応援部の部員だったこともあり
体育祭でのクラスの団長を引き受けてくれました。
中学校から一緒だった
笑いのセンスのある楽しい子でした。
彼を中心にクラスの皆はみるみる団結し
色んなアイデアを出してテーマを決め
応援合戦の持ち時間6分間を構成しました。
病気で学校に来れずにいた
マキちゃんの家の庭を借りて
団旗作りをしたり
1.2.3学年縦割りチームだったので
手分けして後輩に振付を教えたりもしました。
大野君の呼びかけに皆が振り返り、耳を傾け
一致団結して準備と練習に励みます。
あの時のことを振り返ると
大野君にはミカエルが降りていた!
間違いなくそう思います。
そうして迎えた当日
体育祭、応援合戦本番。
ライバルは学習成績トップのクラス。
優等生揃いの1組。
テーマもかなり被っています。
練習でも皆1組を意識して、注目していました。
私は5組。
構成と熱意と後輩をもまとめ上げ
その団結力と声の大きさはどこにも
負けていないと確信していました。
胃が痛い私は競技を棄権して
友達に代わってもらうほどでしたが
応援合戦はそうはいきません。
構成に穴が開きます。
やるしかありません。
痛みでうずくまる私に
救護班から大野君は
冷たいお茶をもらってきてくれたのです。
ゆっくり飲んで
気持ちも幾分か楽になってくのを感じました。
大野君、あの時は本当にありがとう。
団員全員の気合の入った演技で会場を沸かし
終わって一斉に走ってテントへ。
持ち時間は6分。
時間いっぱい。皆走れ!(私も走った!)
突然、コトンと音がしました。
大野君が太鼓の撥を落としたのです。
急いで撥を拾いに引き返し
テントへ戻る大野君。
一斉に緊張が走ります。
「パンッ!」
ピストルと共に終了確認の合図。
「只今の演技時間、6分04秒」
うわーっとざわめきがグラウンドに広がります。
大野君は頭を抱えたあと、
「あー。やっちゃった。皆ごめん。」
と申し訳なさそうに笑顔。
背中は無念の思いで泣いていました。
誰も彼を責めませんでしたけどね。
でも、入賞は皆が諦めていたと思います。
閉会式での成績発表。
「応援の部、1位1組、97点」
「2位5組、96点」
!!!!!!!!!!!!!
来たー!まさかの入賞!!
残念ながら1位の座は奪われてしまいましたが
奇跡の2位、1点差!
時間オーバーのペナルティは4点。
え?これってどういうこと?
なんと、大野君が撥を落として
時間オーバーした以外は
満点だったということなのです。
ここにさらなる気付きがありますね。
もちろん、試合に負けて
勝負に勝ったということ。
それから、大野君が撥を落とすという
ハプニングが起こって敗北を覚悟しても
誰一人、負の感情に流されなかった
仲間の精神が素晴らしかったことです。
1番より嬉しい2番でした。
仲間と一致団結して戦い
目指すところはもちろん勝利ですが
ミカエルは皆が心ひとつにして戦う中で
何に気付くべきなのかを
そのとき教えてくれたのだと感じます。
「愛」と「勇気」と「仲間」はもちろんですが
さらには「平和」と「清き魂」だったのだと思います。
よりにもよって、大野君が撥を落としてしまったことは
ミカエルのユーモアだったに違いありませんね。
ミカエルが絶対的に服従する
神様が愛するものの一つは「ユーモア」だそうです。
あの時の皆、心熱くなる貴重な思い出をありがとう。
一生忘れません。一緒に戦えたことに感謝します。