7/3発行の新一万円札の肖像は、
埼玉・深谷市生誕の “渋澤栄一翁”
<さいたまりそな銀行> の変遷にも
大きく “渋澤栄一翁” が関わっていますが、
5/15にオープンした『りそなコエドテラス』は、
2020年まで<埼玉りそな銀行川越支店>として
現役の銀行支店であった建物です
明治5年(1872)に、川越の豪商たちが
渋澤栄一翁に銀行設立を請願、
明治11年(1878)、大蔵省が資本金の過半を出資し、
埼玉県内初の国立銀行である<第八十五銀行>が開業
戦時下の一県一行政策に基づき、
昭和18年(1943)に武州銀行・飯能銀行・忍商業銀行と
大合併し、埼玉銀行(現埼玉りそな銀行)となる
現在の建物は、川越大火で焼失後の大正7年(1918)再建され、
ルネッサンス様式の洋館として生まれ変わりました
平成8年(1996)に国の有形文化財に登録され、
令和2年(2020)まで<埼玉りそな川越支店>として
営業していました
この5/15にオープンした『りそなコエドテラス』は、
インキュベーション/コワーキングスペースや
商談会、チャレンジショップなどを通じ、
産業創出・人材育成を後押しするとともに、
埼玉県の農業と食、地域の特産物などのPRを推進する
ブランディング拠点としての側面も有しています
現在では、1Fに、金庫室ギャラリーと
エッコラ(ピザハウス、ジェラート)、
クロックキッチン(シェアキッチン)
2Fには、会議ブース、旧頭取室と、
アズーリ(イタリアン)コエドデッキ(展望台)があり、
M2Fには小江戸観光協会が入居し
3Fは、コワーキングスペースとなっています
第八十五国立銀行 ⇒ 埼玉りそな銀行 への変遷
金庫室ギャラリー
旧頭取室
道徳銀行の由来 (顧問:渋澤栄一)
道徳銀行(旧黒須銀行⇒埼玉銀行)本店を訪問した時のブログ(2014年)
有形文化財登録証
川越市幸町4-1