一得一失
秋分が過ぎ秋深まるとはいえ家の中ではいまだTシャツと短パンで難なく過ごし、布団もほぼ掛けずに寝れるただ性能の良くなった窓を閉めていると綺麗な虫の鳴き声も聞こえやしない一得一失何かを得れば知らぬ間に何かを失っている全てを得ることは到底出来ない少し前に人生100年の半分が過ぎ昔、夢中になった信長の野望のエンディングをふと思い出す人間五十年下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり一度生を得て滅せぬもののあるべきか当時は織田信長の言葉だと思っていたが実は幸若舞「敦盛」の一節だと知ったのはつい最近のことそう考えると人生の大部分は思い込みと間違った知識で生きてきたのかもしれない台風が去り雨があがり日の入り直後に青空が顔を出した今日の空昔から変わらないのは青い空と白い雲かな雨の降り方、川の増水がハンパない昨今いつもの生活が出来ていることはありがたいことなのだろう36年前の曲を聴き26年前の映画を観てちょっとだけ現実逃避そして明日の現実に戻る残りの人生が何年なのかは分からんが日々是好日目の前のことに全力を注ぐ疲労は抜けぬが仕事は続く明日の地鎮祭も無事できそうで良かったのぉ(^^)(黒い点はカラスの大群)