雪華(せっか)です。

 

 

今日は皆さんの大好きな(?)

 

エルメスについて書いてみます。

 

 

こう呟いたのは

 

起業して

余裕でエルメスを買おう💕

 

っていうブログ記事を読んだから。

 

 

目標があるってとってもいいことなのですが

 

フランスから読んでいて

 

ちょっと違和感を感じたのです。

 

 

日本やアジアではエルメスは

 

持っている人の経済的成功

 

を示すアイテム。

 

 

テレビに女社長が出てきて

 

持っているエルメスを次から次へと披露する

 

っていうのはこれを如実に表す例ですね。

 

 

YouTubeでたまに

 

「有名人の持ち物拝見」って動画がありますが

 

持ち物が出てくるそのバッグが

 

金太郎飴を切ったようにエルメス

 

っていうのも影響しているのかもしれません。

 

 

一方フランスでエルメスを持つというのは

 

その人と家族全体の社会的地位

 

を示す意味合いが。

 

 

ある女性がエルメスのバッグを持っていたら周りにいる人は

 

旦那さんそれなりの地位の人なんだろうな…

 

と思う。

 

もしその女性が独身だったら

 

おばあちゃんかお母さんから受け継いだのかな…

 

と思う。

 

 

エルメスを持つということは

 

持っているその人だけではなくて

 

家族全体の社会的地位

=経済力に関わってくる

 

ということ。

 

 

単なるバッグというより

 

不動産

 

に近い存在かもしれません。

 

 

おそらくフランス人の9割以上は

 

エルメスのバッグに全く縁のない生活

 

を送っています。

 

 

平均的な生活をしていて

 

エルメスのバッグを持っている女性に出会うって

 

滅多にありません。

 

➡︎フランス人はエルメスではなく◯を買う【7月に読まれた記事ランキング】

 

 

もちろんパリ市内で富裕層が住んでいるエリアとか

 

バカンスシーズンの高級別荘地に行けばいると思いますが

 

大体エルメスのバッグを持っている女性ってほとんど車移動で

 

エルメス持って普通に街を歩いたり

 

地下鉄に乗ったりはしないのだ。

 

 

余談ですが。

某日本企業パリ拠点の所長さん

奥さまと一緒に全身エルメスで固めて地下鉄に乗って

スリに身ぐるみ剥がされた(!)って話が昔ありましたから

パリでエルメスを持つ時は安全面にくれぐれもご注意くださいね。

 

 

それなりの社会的地位と経済的余裕を手に入れた女性の大多数は

 

毎日の通勤で持ち歩いてちょっと傷ついたり汚れても

 

物質的・心理的ショックをそれほど受けないような

 

エルメスではないバッグ

 

を持っています。

 

 

とは言え。

 

日本やアジア諸国の女性がバッグを買ってくれているおかげで

 

エルメスの利益が上がっている部分も大きい。

 

2021年の売上の地域別割合は

日本 11%

日本以外のアジア 47%

米国 16%

フランス 9%

フランス以外の欧州 15%

2021年年次報告より)

 

 

エルメス買うために仕事頑張る!

 

って方はそれでもいいのではと思います。

 

 

無事手に入れられた方はぜひ大事に使って

 

このバッグの生まれ故郷では

自分が使うだけじゃなくて

子孫に代々引き継ぐこともあるんだな…

 

っていうのを頭の片隅に入れておいたら

 

バッグを作った職人さんも喜ぶのでは。

 

 

というわけで今日は

 

フランスで感じたエルメスのお話でした。

 

 

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