霊能者を名乗っているとよく聞かれる質問で、
「霊っているの?」
「霊が見えるって妄想じゃないの?」
というのがあります。
いわゆる霊体って、「見える人」がいるから「そこに霊がいます」と言えるんですよね。
見えない人からすると、そこには何もありません。
では、霊能者や霊が見える人は何を見ているのか?というと、「見えないエネルギー」と答えたりしますが、「エネルギーって何?エネルギーってカロリーだよね。カロリーが見えるってどういうこと?」とさらに聞かれます。
パートナーにも聞かれました。
「エネルギー」って便利な言葉で、見えないものを説明するのに、特にスピリチュアルでは安易に使ってしまいがちな気がします。
よくわからない見えないものを「エネルギー」って言ってしまうとなんかわからないけどわかった気になってしまいますよね。
実際に俺も視えている霊体みたいの正体はわかっていません。
霊は「その人がその人であった記憶」だと俺は考えていますが、その話はまた違う機会にして、今回は「視覚情報」としての霊体の話をしようかと思います。
霊体ってなんだろうと考えていく中で、「見える」というのは、なんらかの「視覚刺激」つまり「光」をかんじているんじゃないかと思ったんですよ。
脳に直接イメージが湧くという場合もありますが、今回は「視覚」、「目に見えるもの」を考えています。
「光」を「網膜」が感知して、「脳の後部にある視覚野」でそれを像として結ぶのを「見る」というとしたら、霊体もなんらかの「光」だと思います。
ですが、「光」だとしたら視覚が正常な人であれば光を感じて「見る」ことができますね。
でも、霊体を「見れる人」と「見れない人」がいるとしたら、それはなんでだろうと考えて色々調べました。
そしたら、「光」を「網膜」が捉えて「視覚野」に送る前に、視床を通る際に、「外側膝状体」という部分が、「溢れる視覚情報の中で、必要なもの以外を遮断している」そうなんです。
つまり、すべての光、視覚情報をそのまま視覚野に送ったら処理できないので、一旦「外側膝状体」のフィルターで必要なものだけを分別して視覚野に送っているそうなんですよ。
となると、霊体もなんらかの光を発していますが、それを「外側膝状体」でいらない情報として弾かれているから見えないんじゃないかと思ったんですよ。
霊能者とか「見える人」は、これが上手く機能していなくて、霊体を視覚野に送ってしまっている状態なんじゃないかと。
これは仮説ですが、なんらかの「見えないエネルギー」というよりはわかりやすくなっているんじゃないかと思います。
俺は以前から「霊が見えるのは脳のバグ」だと考えていたので、「バグ=外側膝状体の機能不全」としたら説明が付くなーと思いました。
霊能者って一種の「脳機能不全の状態」なのかもしれないと思ったという話でした。
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