占い師は開業届けに書いてあるので俺の本業と言えますが、たまに霊現象の相談や憑依されてますなんて相談を受けることがあります。


そもそも占いは、前回書いた『命術、相術、卜術』の3つが占いの技術なんですが、中には霊感占いもあるので、そんな関連で霊現象の相談もするんだろうなと思っています。


たまたま俺は亡くなったじいさんが霊能者やってたので霊現象は日常でした。


なので一応霊の相談も受けますが、技術として占いをしている人は基本的に霊相談は受けませんね。


さて、そんな霊相談をする時に必ず話すのが、


人に取り憑く霊は、いない


です。


亡くなった方はあの世という場所にいて、この世にはたまたまエネルギーみたいのを投影しているだけですので、生きている人に何かしらの現象を起こす程のパワーはないです。


これは俺が幼少時から霊現象に遭っていての実感です、はい。


見えたり、聞こえたりしますが、実害はなかったですね。


車を運転するようになってからの、目の前を霊が通り過ぎていくのが見えて急ブレーキを踏むくらいでしょうか。


夕方以降だと生きている人なのか、霊なのかわからんのですよ。


それ以外は霊を感じても『あ、そばにいるな』くらいの感覚です。


霊よりも、生き霊や念、場所のエネルギーの方が余程質が悪いです。


特に場所のエネルギーに対しては今でも敏感ですね。


亡くなった方のエネルギーは微細なので、霊現象としてもラップ音や鳥肌くらいの影響なので、ホラー映画みたいな『呪い』や『祟り』は無いと言っていいです。


ただ、有名どころの霊、『平将門』や『番町皿屋敷』なんかの霊は、歴史的に人々の無意識に刷り込まれているので霊現象は強いです。


つまり悪霊というのは、


生きている人が語り継ぐことで生まれる


と思っています。


ですので、一般的に『憑依される』というのは、


憑依されていることにした方が、その人にとって都合が良い


場合なんだと思っています。


運が悪かったり、失敗が続くなどネガティブなこと全部を『憑依されているから』と思っていた方が都合が良いんですね。


スピリチュアル的に言うと、『憑依されている』ことで、他の危険、命の危険などが『起こらない』ので都合が良いとも言えます。


ですから、霊現象や憑依されていて悩んでいる人は、逆に『ありがとうね』と霊に感謝してみてはいかがでしょうか。


俺がやっている『徐霊ワーク』では、霊(と思われるモノ)との決別を行いますが、これを書いていて、決別と同時に感謝も入れようかな、と徐霊ワークのバージョンアップを考えました。