日曜日、障害者武道演武会の最後に
無事、講演を終えてきました。
この演武会。
障害を持った子供達が
日頃の成果を披露する機会だったのですが
見ているだけで、本当に感動するのです。
私も詳しくはわからないのですが、
合気道のように、ただ力で相手を倒すのではなく
相手の力を利用して、相手を倒すという武道なので
どんなにハンデがあっても
大きな相手を倒せるのです。
なので、生徒さんたちは武道が楽しくて
仕方ないような雰囲気がダイレクトに伝わってきます。
いちばん小さな生徒さんが小学校２年の男の子。
彼は普段車イスで座位も自分で取れないので
寝たような状態です。
お母さんが演技の前にインタビューに答えるのですが
「普段のリハビリでは能動的で動きもあまりないのですが
ここで練習するようになって、
倒したい！という思いが湧いてくるのか
足に力を入れてすごく動こうとします。
とてもいいリハビリになっていると思います」と
答えていらっしゃいました。
一週間に一度、京都から１時間半ほどかけて
通っていらっしゃるそうです。
お母さんがいつも男の子を後ろから抱き
お稽古をされてます。
演武会でも、お母さんまで胴着を着て
演武されていました。
男の子は本当に嬉しいようで
お口をいっぱい開けて一生懸命日頃の成果を
見せてくれました。
何がどうなのかうまく伝えることが出来ませんが
涙が出るほど感動するのです。
なにもあきらめることもなく、なにも格好つけることなく
ただ楽しいからする。
そういうピュアな心を見せられると
魂にそのまま伝わるのかもしれません。
本当に素晴らしい会に呼んでいただいたと
思います。
こんな素晴らしい演武の後に
私が話していいものかどうか
またまた自信を失くしそうでしたが
評価を気にしている方がおかしいことに
気付きました。
いつも通り話すことが出来ました。
その日、私が話すということで
日頃、お世話になっている整体師さんと
奥様とお子様二人でわざわざ来て下さったのです。
終わったあとに、小学生のお子さん二人が
綺麗なバラの花がついたボールペンを
プレゼントしに私のもとに来てくれた時は
思わず泣いてしまいました。
奥様の優しい言葉かけにも感動し
本当に良いご縁に恵まれたと思っています。
帰る際には、「いいお話をありがとうございました」と
何人の方に言っていただき
とてもあたたかい気持ちで帰ることが出来ました。
いつもながら思うのは
講演を終えて帰る時、
空からご褒美をいただいているように感じます。
すごい雨が降っていたのですが
帰る時は太陽が顔をのぞかせ
雲間から光が射す様子は天の恩恵のように
美しい。
いつも私のするお志事なのか？と疑問を持つのですが
こうして褒めてもらっていると思うと
流れにまかせて生きてみようと思う。
講演を終えると、すごいエネルギーを使うのか
眠くて眠くて何もしたくない状態になります。
昨日も１日ゆっくり寝て
今日はなんとかがんばれそうです
良い経験をさせてもらってます
皆さまも素敵な１日をお過ごし下さいね
