■市況

イギリス7615.63(▼6.06)ドイツ12177.23(▼171.38)フランス5275.64(▼51.56)
ダウ24216.05(△98.46)ナスダック7503.68(△58.60)SP500 2716.31(△16.68)
ドル円110.49 ユーロ円127.75 ユーロドル1.1564 ビットコイン660500円
米10年債利回り2.8470% 金1250.40 VIX16.85 WTI原油73.28

 

 

今年も早いもので半分を過ぎようとしています。さて年前半の成績はどうだったでしょうか。為替相場を少し振り返ってみましょう。

ドル円は年初で高値をつけ下落相場入り。日銀のオペに動きがあり緩和縮小を示唆され円高へ。アメリカの輸入制限などが意識されドル安へと振れた。日足で1円以上下落する大陰線が何本も出る下落相場で急激な円高は警戒感を持たれ、ロングポジションのロスカットや投機筋の仕掛けが意識された。

利上げが発表されたFOMCの後に安値をつけるなど、仕掛け的な動きは投資家に不安を与えただろう。その後は急速に値を戻し、今度は悲観していた売り方が取り残される形で踏み上げられた。

金利上昇から株式市場に警戒感が生まれ、調整もあったが米市場は戻りの高値を試している。ユーロドルの高止まりがドルの上値を抑えていたが、下落による上昇圧力も強かったように感じる。

日米金利差から円安に行くと予想されるも緩和縮小や輸入制限などを理由に仕掛けられ、投機的な動きの円高も利上げやユーロの値動きによって戻したと言ったところか。

今後は更なる米利上げ、貿易戦争、ユーロ圏の問題など引き続き外部の不透明な要因によって左右されることが予想される。

テクニカル面も少し見てみよう。ドル円日足は下げに入ってから一目均衡表の基準線を超えることができず長い下落が続いた。3月末からは上抜いたことで上昇に転じたと考えられる。遅行線も上抜け、抵抗帯も4月中には抜いた。

上昇する先行スパンに近づきながら揉み合い200日移動平均線も絡んで、レンジ相場に入っての膠着と言った感じになっています。

週足でみるとキレイな下げの後の戻りで、MACDがゼロを超えてプラスへ、上昇へ転じてきたようにも見えるが高値圏にも見える。月足では雲の中で方向感は見えず待ちの状態か。

最近の時間足などは値幅はそこそこあるもののヨコヨコでやはり方向感に欠けるか。

短期で値幅を取るような短い時間軸の取引がリスクも少なくていいと思う。10pipsくらいなら何度も取れるチャンスはある。チャンスはあっても取れる訳ではないのだけれども、そういう選択肢もあるということだ。

梅雨も明け夏になりましたね。夏枯れ相場やサマーラリーと下がるのか上がるのか個人的には分かりませんが、体調に気を付け年の後半も頑張っていきたいですね。