ダウ22026.10(△9.86)ナスダック6340.34(▼22.30)
ドル円109.92 ユーロ円130.60 ユーロドル1.1881
米10年債利回り2.2280% WTI原油49.01

米株はまちまち、ダウは最高値更新し8日続伸。テスラ、エヌビディアが上昇。

昨晩発表されたISM非製造業景況指数が下回りドルが売られ円高になり、ドル円は110円を割れてきた。他にもロシアゲート問題が意識され更に地政学リスクで警戒感が強まっている。ポンドも利上げ期待が弱まりポンド売りでイギリスの株価は上がっている。

今日は週末金曜日。雇用統計の発表がある。日本株は円高の影響で売り先行。多くの業種で売りが見られる。買いが入りずらい展開か。

マザーズ指数の下落など堅調な流れが減速している。警戒されていた高値圏での揉み合いや押し目のない値動きに一部銘柄のバブルを予想しての暴落や夏枯れと株価が落ちるのを待っているような感じだったが、堅調な企業業績を見て割安感が強まり、楽観したところで円高と日米の株価には明暗が見られる。

ドル安に成功かと思われるアメリカに対して、政治リスクでも円高と逆風になる日本株は足踏みを続けている。ここへ来て決算での銘柄選別が鮮明になり買われる銘柄と売られる銘柄が分かれてきた印象だ。

夏場は大きな材料もなく動きも限られそうだが大きな調整や暴落は予想半分、期待半分と言ったところか。ポジションを落としたり反対売買をしてみたり、売り方向の動きにも注意していきたいところだ。

さてドル円は109円台に入ってきた。心理的にも節目的にも注目の水準と思うが、今年は3回目の安値トライと言ったところ。ドル安が続いても欧州の通貨高で円安に多少は振れているのでドル円は上昇基調のはずだ。

ユーロドルの上昇は勢いがあるが上げるのが速すぎる懸念もあるのではないか。押してきた時にドル高に振れてドル円が上昇するか、ユーロ安で相殺されて揉み合うかはわからないが、上昇への期待も残る。

ただ短期的には下への動きもまだまだ入りそうだ。底堅さも見せているがダラダラ下げつつ大きな変化がくるかもしれない。それは上昇だと思いたいが下落の可能性もあるから今は買いだとも言えない。

ドル円日足は下落が続く。大きな下ヒゲや大陽線など底値での転換示唆がない限りは勢いが続くと見られる。今晩の雇用統計がきっかけになるか、FRBの政策の方向性の変化に反応するか、流れが来るまで売り目線は残しておこう。