ダウ21136.23(▼47.81)ナスダック6275.06(▼20.63)
ドル円109.40 ユーロ円123.38 ユーロドル1.1278
米10年債利回り2.1470% WTI原油47.97

ダウは小動きリスク回避の円買いが一服し、日付が変わる頃いわゆるロンドンフィキシングにドル円は安値を付けそこからは揉み合いになりました。注目のイベント控え様子見も強い中で日本時間は欧州勢の仕掛けとも言われる円買いドル売りが進み急落しています。

日経も大きく値を崩し2万円を割り込むなど楽観されてたマーケット心理が一気に冷え込んだ感じです。今週は注目イベントは多いといっても明日以降にあるので、イベント前は動きにくいかと思われていただけに虚をつかれた感じです。

材料らしい材料もないので憶測や後付の理由で語られていますが、イベントのリスクを回避する為にポジションを閉じたとか中東リスクで石油マネーが逃げたとか、他にも中国が米債を買ったなど様々なものがありますが、普段なら注目されることもない気がします。またフランスでもテロがあるなどネガティブな材料もあります。

比較的安全とされる債券に資金が流れるなどリスク回避姿勢で、米10年債利回りは低下していますが、ドル円は連動性が高く同じように下落しました。状況はあまり変わっておらず大きくリバがある可能性も低そうです。

ECBや英選挙は明日なので本日も様子見なのか、昨日みたいに日本時間から売りをしかけてくるのか、売っていた方は利益があるでしょうから更に売ってくるか、買い戻してイベントに控えるか気が抜けない展開です。

原油はしっかり、カタールが減産合意にコミットしているとの報道で買い戻されたようだ。ほかにも米JOLT求人件数などが材料になりました。トランプ大統領に関しても報道がありますね。

テクニカル的には昨日の大陰線が更にドル円の下降トレンドを勢いづけ上値は重くなると予想。4月の安値やその下に控える節目までは可能性が高くなってきた。大きな下ヒゲは見られずまだ下を試しに行く可能性は残っている。

戻りは売りつつストップで大きな反発には逃げられるように注意する。大きく下げた反動で戻ることもあるので、余裕を持って買い下がることもできるが、下げの勢いがなくなってからでも遅くはない。移動平均線のゴールデンクロスなど好転する材料まで待とう。

動いたとはいえ注目されているイベントは今からなので、引き続き急な相場展開には注意したい。ストップは早めに上手く乗れない場合はいったん休むなどトレードの管理も大事である。