ある日彼から電話が

「従業員が寝ぼけてメゾネットタイプのベッドから飛び降りて

ひざの骨を複雑骨折して病院に搬送された。

病院の先生の話によると一生歩けない可能性があるとか・・・・

それを聞いた親が引き取りたいから仙台へ連れて帰るといって

連れて帰った。

それから、1週間従業員の子が足が元に戻らないと聞いてから

自暴自棄になり、自殺を繰り返してご飯も食べない。治療も受けない

毎日社長に会いたい、悠真さんに会いたいって泣いていると、

家族から連絡が来ている。オレも会いに行ってやりたいが

交通費がない。

仙台までの往復や宿泊を考えたら10万は軽くかかる。

行ってやりたいが今のオレには到底無理な話や・・・・

だから、電話で最初は話をしていたのが今では会いに来てくれるまでは

ご飯も食べないし治療もしない。死ぬほうがましやって毎日泣いている。

なんとか助けてくれんか?

お前にしか頼める人がいないんや。頼むわ。」

 

「斗吏も置いていくから2泊したら帰ってくる予定やから。」

 

仙台へ行きの旅費を振り込みました。

 

「ほんまにありがとう、アイツもご両親も泣いて喜んでくれて、アイツも必ずリハビリして

動けるようになって悠真さんのとこでもう一度働けるようになります。って言ってくれて

めちゃくちゃうれしかった。

両親も自宅に泊まってくれたらいいとか言って食事を作ってくれたり、お風呂の用意を

してくれたりして、そこまでは甘えてもさすがに泊まるまではオレの甘えたらあかんって

いう気持ちが強くてホテルに泊まってしまった。

仕事のことも気になるけどこれからのアイツのことの手続きもあるので、オレの会社での

ケガになるからその手続きもせなあかんからまだ帰られない。

朝からアイツの病院へ行って昼からは市役所やら労基やらで手続きが時間かかっている。

いつになったら帰れるかわからない。」

 

そう言いながらお金はどんどん足らなくなるからホテル代に2万とか食事代とかどんどん

要求してくるようになっていきました。

 

6月だけで30万は超えていました。まったく気にすることもなく、悠真君のために彼が

自分にはわがままを言ったり弱音を吐いてくれるのがうれしかった。