被害者は、モラハラDV星人でなければ、気にもとめないか、笑って流す程度のことを、狂ったように怒られて注意されている。

モラハラDV星人のアホルールに反することをしたら、理不尽な制裁を受けている。
容赦がない。
程度がおかしい。

何が?と聞かれても説明するのが難しいが、とにかく人としてなんかズレてる。

というか、全部おかしすぎて何がおかしいのかわからない状態になっている。
直しても直しても新しい直すべきところが出てくる。
まるで自分がダメ人間のように思えてくる。

でももう色々調べてる被害者なら気付いていると思う。
自分がそんなに直すところ満載の欠陥人間ではなく、相手に問題があること。
単に自分が虐待されているということだ。

なんとなく気付いている、でも認めたくない、ものすごくよくわかる。
幸せになるつもりで結婚して、必死に支えてきた家族・家庭という世界の中で、自分が不幸だなんて。
ずっと一緒にいるつもりだった相手が自分を全く大切にしていないなんて、信じたくない。
なんとかなってほしい。それも良くわかる。

しかしもうはっきりしていると思う。
その別銀河の生命体はあなたを対等だと思っていないし、大切にしていないし、なんなら人間だとも思っていない。
この先も、あなたの望むような関係を作ることはできない。
それでも期待してしまう。
擬態でもなんでも、被害者が幸せだな、と思った時間が確かに存在していたからだ。
だから、辛い。

どうでもいい人に馬鹿にされても腹は立つが大してダメージはない。
相手のことがどうでもいいからだ。

無関心になれ、そういうメソッドもある。
相手に無関心になれたらどんなに楽だろう。
そして、そうなれたら、一緒に居る意味などないのだから、周到に準備して自分が思い立ったタイミングで離れられる。


もう色々諦めていて、相手に無関心になる系のメソッドがばっちりはまる被害者の方々もいるだろう。
生活の質を維持し、攻撃を受けずに穏やかに暮らすことのみが目的なら、それはとても良い方法である。
夫婦が死ぬまでバカップルでいる方が珍しいだろうから、攻撃を受けなければ、単に相手が空気以下の存在になったというだけである。


今、そこにいるモラハラDV星人からは、もう被害者を幸せにする成分は出てこない。
なんか最初はそれっぽい成分が出ていた気がするが、もういかなる手段を用いても出ないのである。
昔それっぽい成分を出していたものと同じ形をしているので、また出てくるかもしれないと期待してしまうのかも知れない。
それは執着なのかもしれない。

しかし、この先、モラハラDV星人からは被害者を傷つけて心を痛めつける成分しか出てこない。
何も出てこないならまだしも、被害者を狙い撃ちして害のある成分をまき散らす迷惑な物体である。
なのに、なんとかして昔の幸せ成分を出そうと頑張っているのが、辛くてたまらない被害者の気持ちなのではないだろうか。
昔居たような気がするステキな加害者、それはターゲットを手に入れるための擬態であり、被害者が好きになった加害者は最初から存在しない。

 

その執着っぽい気持ちは別に無理に捨てようと頑張らなくていい。

そうしようとすればするほど、幸せだったっぽい時間がキラキラしてしまうからだ。

そして、被害者は「こうあらねば!」みたいな感じになると無理に努力してしまいがちではないかと思う。

とりあえず、加害者によって植え付けられた意に反して頑張る癖をなんとかするために、楽しいもの、綺麗なもの、好きなものを考える時間、自分を攻撃しない人と話す時間を増やそう。

ぐるぐる考える時間を作っていると、いつの間にか自分がダメだから執着を捨てられないとなりかねないので、忙しくするのもいいかもしれない。

モラハラDV星人のことを考えるのに多大な時間を割いていたと思うが、その割合を減らして別のことに時間を使うようにすると、モラハラDV星人でいっぱいだった心の中に別のものが入ってくるようになる。

 

 

もちろん、加害者なんぞもうとうの昔にどうでも良くなっている、はよ消えてほしい、と思っている方々も多くいらっしゃるだろう。

短期間で、傷が浅いうちにこのような心理状態になれる方法があればぜひ教えてほしいところだ。

ズタボロに傷つく前に被害者が逃げられればそれに越したことはない。

 

私が何とかしてあげたいとか言っちゃうザ・共依存ほどではないものの、客観的に見て、あ~もうダメだなこれと思いつつもなんか期待してしまう辛い状態の心理になってしまっている人もいるので、そういう心理状態もあるのだなぁと思っていただければと考える次第。